農業流通のデジタル化
2020-05-01 10:00:51

農業流通のデジタル化を加速する「bando」とその新たな資金調達

農業流通のデジタル化を加速する「bando」とその新たな資金調達



株式会社kikitoriが運営する農産物流通向けSaaS「bando」が、Coral Capitalより5,000万円の資金を調達しました。この資金は、bandoのさらなるプロダクト開発や人材採用、マーケティング活動に活用される予定です。

bandoの概要


bandoは、電話やFAXといった従来のアナログ手法が中心の農業流通分野で、出荷者となる生産者と流通事業者との間で日常的に発生する取引業務を、スマートフォンを用いて効率化するサービスです。これにより、日々の入出荷連絡や販売単価、資材の受発注、納品書などの各種書類作成が一元管理でき、手間を大幅に削減することが可能になります。

特に、流通業者の基幹システムとのAPI連携によって、出荷者から届く入荷データを自動的に基幹システムに取り込むことができるため、手作業による入力ミスを防ぎ、業務効率を向上させる仕組みが整っています。

ユーザーの導入状況


現在、bandoは神奈川県内を中心に7つの市場で導入されており、今後は全国の流通事業者への展開を進める予定です。また、bandoのユーザーインターフェースはシンプルで使いやすく、LINEという普及率の高いツールを活用しているため、年配の生産者や流通事業者でも簡単に利用できる点が大きな特徴です。

今後の展望


資金調達を通じてkikitoriは、今後のbandoの機能拡充や新たなサービス開発に注力していく考えです。流通現場でやり取りされる日々の出荷データや販売データを基にした最適な農産物の出荷・取引のサポートを行い、さらには流通事業者とバイヤー間の受発注業務も効率化するサービスの開発も進めています。

引受先の期待


Coral Capitalの代表であるJames Riney氏は、農産物の流通が私たちの生活に欠かせない重要な業界でありながら、依然として多くの非効率が存在している現実を指摘しています。bandoは、その利便性とスマートフォンを用いたコミュニケーションを通じて、業務の効率化を実現し、新たなインフラを提供することが期待されています。

会社情報


今後もkikitoriは「bando」を通じて農業流通業界のデジタル化を促進し、日本の農業に貢献することを目指します。登記所在地は東京都文京区白山一丁目31-7白山下ビル1Fです。設立は2015年で、主に農産物流通特化型のSaaSを企画・開発・運営する企業です。

会社情報

会社名
株式会社kikitori
住所
東京都港区虎ノ門二丁目2番1号
電話番号
03-6277-7833

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