ゼンリン、訪日外国人向けの神社仏閣観光マップ「Shrine＆Temple Map」公開

ゼンリン、訪日外国人向け観光マップの提供を開始

株式会社ゼンリンデータコムは、神社仏閣に特化した観光マップ「Shrine＆Temple Map」の提供を2024年9月3日より開始しました。このサービスは、ゼンリングループが保有する高精度な空間情報データベースを基盤に、日本全国の神社や仏閣を網羅したものです。外部から訪れる旅行者が効率よく神社仏閣を巡れるプランを提供することで、日本の文化や歴史に触れる機会を増やすことを目的としています。

「Shrine＆Temple Map」の魅力

この観光マップは、訪日外国人が気軽に利用できるよう多言語対応が施されており、特に日本文化の理解を深めたいと考えている外国人旅行者にとって大変便利です。地図のズームレベルに応じて、道路形状や施設名の表示・非表示を調整でき、旅行者のニーズに合わせた情報提供が可能です。また、全国約21万件の神社仏閣データをもとに、興味のあるスポットを選択し、それに応じた最適な移動ルートを提案します。これにより、旅行者は短い滞在期間の中でも多くの名所を訪れられるようになります。

特に特徴的なのは、当社が独自に整備した駅出入口の360度画像を使った案内機能です。これにより、旅行者は駅を出た瞬間から明確な道筋を握ることができ、初めて訪れる土地でも迷う心配が減ります。

混雑データの活用

「Shrine＆Temple Map」は、混雑データを活用することで、スポットの人気度をスコアとして表示します。その結果、初めて来る旅行者には名所を、リピーターには隠れた魅力があるスポットを提案する機能が盛り込まれています。これにより、観光をさらに楽しい体験へと昇華させることができます。

さらなる展開

このサービスは「Shrine＆Temple Map」に留まらず、ゼンリンデータコムは今後も様々な業界向けに新たなソリューションを展開していく予定です。時空間データベースと最新技術を融合させることで、観光業に限らず、防災やマーケティングなど多様な分野の課題に対しても解決策を提供していく考えです。

会社概要

ゼンリンデータコムは2000年に設立され、地図やナビゲーションサービスを経営の基盤としています。高精度な地図データを活用し、法人向けの付加価値情報サービスや未来先進事業にも取り組んでいます。417名の従業員が在籍し、今後も常に進化を模索していきます。詳細については公式ウェブサイトをご覧ください。

新たな観光マップ「Shrine＆Temple Map」の登場により、訪日外国人の神社仏閣巡りがさらに楽しく、充実したものになることが期待されます。観光客の方々にとって、より良い体験が提供されることを心より願います。