介護支援システム「LCAT」
2018-10-18 13:30:07
リクシスが発表した新しい介護支援システム「LCAT」の全貌とは
介護と仕事の両立を支える「LCAT」
2025年には、日本社会における高齢者の数が急増すると予測されています。特に、団塊の世代が75歳以上となると、それに伴い認知症患者数も大幅に増加する見込みです。この変化は、働く人々にとって仕事と介護を両立させるための新たな課題を課すことになります。また、企業においても、従業員の介護のニーズに応えることが不可欠となり、組織の安定を保つために重要なテーマとして注目されています。
そんな中、リクシスが新たに発表した「LCAT(エルキャット)」は、こうしたニーズに応えるための仕事と介護の両立支援システムです。このシステムは、企業内で従業員の介護に関する課題を見える化し、具体的な支援を提供しています。
LCATの特徴
LCATは、主に三つの構成要素から成り立っています。
1. LCAT診断:従業員が自身の介護の状況を把握するための診断ツールです。
2. LCAT HR:企業の人事部門が組織全体の介護リスクを分析するためのインターフェースです。
3. LCATコンテンツサービス:個々の従業員の状況に応じた情報やリソースを提供するサービスです。
LCAT診断の詳細
LCAT診断は、Webブラウザを通じて利用できるシステムで、約70問の質問から成り立っています。これにより、従業員は自身の介護知識やリソース、被介護者に対する理解を測定し、介護が仕事に与える影響度を知ることができます。診断結果は、具体的な数字や職務への影響日数等として提示され、実用的な助けとなります。
組織全体での介護リスク管理
次に、LCAT HRでは、各従業員の診断データが統計処理され、視覚的にわかりやすい形で提供されます。企業はこれを活用して、社員の介護状況の全体像を把握し、適切な支援を行うことが可能です。
個々のニーズに対応するコンテンツサービス
LCATコンテンツサービスでは、従業員の状況に合わせた多様な動画や解説を提供し、受診後に喚起される課題へのアプローチを助けます。また、一定期間後に再度診断テストを促すことで、組織全体の介護リスク管理が継続的に行われる仕組みとなっています。
LCAT開発の背景と代表取締役の思い
リクシスの代表取締役社長である佐々木裕子は、仕事と介護の両立の重要性を強く認識しています。自身の親が高齢であることから、個人の生活だけでなく、家族全体の人生を豊かに保つためには、どのように企業として支援できるか深く考えています。
「日本は高齢化社会が進む中で、選択肢が多様化しています。LCATは、その選択肢の一つとして、従業員一人一人が考え、選んでいけるプラットフォームを目指しています。」と彼女は語ります。
リクシスは、介護に携わるすべての人々の生活の質を向上させるために、LCATを重要な一歩と位置づけています。このシステムは、今後の高齢化社会において、企業や従業員が共に求められるニーズに応える大きな役割を果たすことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社チェンジウェーブグループ
- 住所
- 東京都港区南青山2丁目26−32セイザン I 1202
- 電話番号
-
03-6455-5855