「データによってタレントの価値を最大化する環境デザイン術」セミナー報告
2025年1月23日、株式会社リーディングマーク主催のオンラインセミナー「データによってタレントの価値を最大化する環境デザイン術」に、株式会社プレイドの社内起業組織であるSTUDIO ZEROの仁科奏氏が登壇しました。このセミナーでは、採用ミスマッチを防ぐための適性検査「ミキワメ」の活用法や、組織が抱える課題の解決策について詳しく解説されました。
セミナーのアジェンダ
このセミナーでは、以下の内容が議論されました。
1. STUDIO ZEROの紹介
2. ミキワメ導入前の課題と導入理由
3. ミキワメ活用事例
4. 導入効果
5. Q&Aセッション
STUDIO ZEROとは?
STUDIO ZEROは、株式会社プレイドの社内起業組織として3年前に設立されました。そのミッションは「産業と社会の変革を加速させる」こと。現在、約30名のメンバーが在籍し、5つの異なる事業を展開しています。特に、メンバーは「野心を持つ経験豊富な事業家」として集まっており、個々の能力を最大限に活かすことを重視しています。
ミキワメの導入理由
STUDIO ZEROは急成長している中で、メンバー間の理解を深め、組織の壁を乗り越えるために「ミキワメ」を導入しました。このツールを活用することで、以下の4つのシーンで効果を上げています。
1. 採用プロセスでの活用
採用候補者に対して性格診断を行い、その結果を基に業務との適合性を評価しています。結果を選考基準にしておらず、あくまで参考資料として活用することで、候補者のモチベーションを引き出しています。
2. チーム内コミュニケーションの質の向上
性格診断結果を全メンバーで共有し、チーム全体の性格傾向を分析。その結果をもとに、朝のミーティングで効果的なコミュニケーション方法を策定しています。ポジティブな言い回しを基にした表現を心掛け、その中で積極的な数値コミットも促す工夫をしています。
3. ウェルビーイングの可視化
毎月のウェルビーイングアンケートを通じて、業務負担や満足度を測定し、優先的にケアが必要なメンバーを特定しています。業務負担が低すぎることでの満足度の高まりを防ぎ、メンバーの健康管理に努めています。
4. メンバーへの個別ケアの高速化
AIを活用して各メンバーの「取扱説明書」を生成し、強みや弱み、適切なコミュニケーション方法を明確化しています。これにより、個別業務の割り振りが最適化され、業務パフォーマンスが向上しています。
Q&Aセッションでの質問
質疑応答の時間も設けられ、多くの質問が集まりました。その中で、サーベイを受けたくないというメンバーへの対策や、ミキワメ導入後の新たな課題に関する問いが印象的でした。仁科氏は、全メンバーが前向きにアンケートに答えている背景には、日々のコミュニケーションがあると回答しました。
まとめ
このセミナーを通じて、多くの参加者がミキワメの具体的な運用法や効果に強い関心を示しました。データを活用し、組織文化を形成することで、事業成長が加速します。STUDIO ZEROのノウハウは、組織の変革を促進させる「PLAID Chime」でも活用されており、事業変革をリードする人材育成についての無料相談も受け付けています。
興味のある方はぜひお問い合わせください。