九州最大級のメガソーラー、久山町に稼働開始!
日本ベネックスが福岡県糟屋郡久山町に、九州最大級の屋根借りメガソーラーを設置し、稼働を始めました。このプロジェクトは、吉田海運ロジソリューションズ株式会社が開発した物流施設「YKW久山久原」の屋根を利用したもので、太陽光発電所「ベネックス久山ソーラーポート」という名称で運営されます。およそ3.7MWの発電能力を持つこの施設は、再生可能エネルギーの重要性がますます高まる中で、地域に新たな価値をもたらすことが期待されています。
基本情報
この発電所の出力は合計で約3,659.2kW(DC)であり、その内訳は、オンサイトPPAとして約515.8kW、全量FIPとして約3,143.4kWとなっています。特に全量FIP部分からは年間約3,467,000kWhの発電が見込まれており、これはおおよそ一般家庭1155世帯分の消費電力に相当します。このことから、本プロジェクトが地域の電力供給に貢献することは間違いありません。
加えて、屋根借り方式の太陽光発電所としては九州最大級の規模を誇ります。安定した電力供給が見込まれる中で、環境への配慮が求められる現代において、その役割を果たすことでしょう。
日本ベネックスの新たな一歩
今回のプロジェクトは、日本ベネックスと吉田海運グループとの初めての協力事業です。この連携により、双方の強みを活かした取り組みを進め、さらなる再生可能エネルギーの普及を目指しています。
日本ベネックスは、再生可能エネルギー事業に2012年から参入し、これまでに自社発電所を52件運営しています。その総出力は約70.2MWに達し、特に物流施設の屋根を活用した太陽光発電所は35件、出力合計61.3MWという規模です。こうした取り組みを通じて、同社は「いい仕事を、しつづける。」というパーパスの実現に向けて着実に歩んでいます。
サステイナビリティと地域貢献
再生可能エネルギーの普及は、今や企業にとっても重要な責務です。日本ベネックスは、単に発電を行うだけでなく、地域の特色やニーズに合わせたエネルギーの提供を目指しています。この発電所もその一環として位置づけられ、地域のエネルギーを支える重要な役割を果たしたいと考えています。
工事を担当したのは、パネルメーカーのチントソーラー及びPCSメーカーのSUNGROWです。技術の進化を取り入れたこれらの設備は、効率的な発電を実現し、メンテナンスの面でも高い信頼性を誇ります。
2025年11月には全量FIPが正式に運転を開始する予定で、多くの期待が寄せられています。これからも日本ベネックスは地元の環境に配慮した新たな事業展開を進め、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。