無料で簡単に食品通販ショップが開設できる「クラスキッチン」
食品業界の電子商取引が進化を遂げています。経済産業省によると、2016年のBtoC電子商取引市場の規模は約1兆4500億円にのぼり、衣類や家電に次いで大きな流通額を誇ります。しかし、その一方でEC化率はわずか2.25%にすぎず、今後の成長が期待されています。
そこで、2017年夏に始まった「クラスキッチン」という新たなサービスが脚光を浴びています。これは、全国の中小企業が無料で簡単に食品の通販ショップを開設できるシステムです。
現在、クラスキッチンでは42の店舗と約650の商品を扱っていますが、今後は18年中に3000店舗、3万商品を目指す計画が進行中です。
ショップ開設の流れ
クラスキッチンでのショップ開設は非常にシンプルです。2016年の夏から約1年半の開発期間を経て完成したこのシステムでは、ショップ開設用のウェブサイトにアクセスし、「ショップ開設」をクリックすることから始まります。
入力フォームにID、ショップ名、メールアドレス、パスワードを記入すると、登録メールが送信されます。このメール内の認証用URLをクリックしてログインすれば、店舗管理画面にアクセスできるようになります。
この管理画面には、ショップランクや売上ランキング、注文数、フォロワー数などを確認できる「ダッシュボード」、商品情報の入力が行える「新規商品投稿」、注文確認ができる「注文管理」など、必要な機能が揃っています。
ショップ運営の特徴
ユーザーがショップページを簡単に作成できる点がこのシステムの強みですが、その最大の特徴は「実名型ソーシャル・EC・プラットフォーム」であることです。ショップやユーザーをフォローすることで、新商品情報やお知らせが配信され、商品のレビューも共有されます。顧客同士のつながりも強化され、コミュニティを形成することができます。
また、実名型にすることで、より信頼性の高い商品レビューが可能となります。これにより、ショップはフォロワーを増やし、ファンコミュニティを形成することができます。
今後の展望
クラスキッチンは、食品メーカーの商品開発支援や梱包、発送代行サービスなど、今後のサービス拡大も計画しています。ユーザーの年齢や性別、フォロー先のデータを活用し、よりターゲットを絞ったサービス提供が可能になるでしょう。
経産省のデータによれば、物販系のBtoCのEC市場は2016年に前年比10.6%の成長を遂げており、今後の市場成長はますます期待されます。CrasKitchen株式会社は、この急成長市場において、小規模事業者でも挑戦しやすい情報発信の場を提供しています。
クラスキッチンの公式ウェブサイトにアクセスして、簡単にグルメ用の通販ショップを開設してみてはいかがでしょうか。詳細は
こちらをご覧ください。