住信SBIネット銀行、クラウド移行により新たな成長へ向けたシステム改革を実現

住信SBIネット銀行が進化するクラウドの可能性

住信SBIネット銀行株式会社（以下、住信SBI）は、2028年初頭を目指し、日本アイ・ビー・エム（日本IBM）のオープン系勘定系システム「NEFSS」をAWSクラウド環境に移行することを決定しました。これは国内初の試みであり、持続的な成長に向けた大きな一歩です。

住信SBIネット銀行の成り立ち

住信SBIは2007年9月に営業を開始し、オンラインバンキングとしての高い利便性を提供してきました。フルバンキング機能をオンラインで利用できるデジタルバンクとして、825万口座、11兆円の預金総残高を突破するなど、その急成長を見せています。こうした成長を実現するためには、システムの拡張性・効率性が不可欠とされています。

「NEFSS」の役割と進化

「NEFSS」は長年にわたり住信SBIのインターネットバンキングの中核を担ってきましたが、今回の移行により、次世代クラウド勘定系アーキテクチャーに進化します。これにより、3000万口座以上のデータボリュームに対応できる能力を持つことになり、運用コストの30％削減も見込まれています。このシステムの新しい設計は、安定性・可用性・拡張性とともに、迅速な開発と運用を実現します。

AWSクラウドの採用

住信SBIが選んだクラウド環境は、実績のあるAWSです。既存の東京と大阪のマルチリージョンに加え、この新システムが加わることで全部の主要システムがAWSによる運用となります。これにより、システム処理の効率化、迅速な問題解決、災害時における業務継続性の向上が期待されます。これらすべてがお客様に対するセキュアで安定したサービスの提供に寄与します。

今後の活動とお客さま中心主義

住信SBIは、AWSや日本IBM、さらにキンドリルジャパンとの連携を深め、生成AIなど最新技術を活用したプロジェクトを進めていきます。お客様中心主義を徹底し、高度なサービスを提供し続けることで、顧客の信頼を得て豊かさが循環する社会の実現を目指します。

住信SBIネット銀行は、最先端技術を駆使し金融サービスを革新し、社会の利便性を向上させる使命を果たしていくことでしょう。

以上のような取り組みを通じて、住信SBIネット銀行は、未来の金融システムの利用形態を変革し続けます。

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