マネーフォワードが従業員エンゲージメント領域に参入
株式会社マネーフォワードが、人事労務領域における新サービスを発表しました。これにより、同社は従業員エンゲージメントを高めるための取り組みを本格化させます。主なサービスとして、『マネーフォワード クラウド適性検査 powered by ミキワメ』と『マネーフォワード クラウドサーベイ powered by ミキワメ』を提供します。
サービスの特徴
『マネーフォワード クラウド適性検査』は、社員の性格を測定する適性検査です。検査を受けることで、それぞれの従業員の性格データを取得し、これを元に適切な部署や職種への配属が可能になります。さらに、独自の採用基準の設定や、社内での人材の相性分析も行えるため、企業がより効果的な人材活用を実現できます。
一方、『マネーフォワード クラウドサーベイ』は、従業員の心理状態を可視化するためのサーベイサービスです。このサービスでは、定期的に従業員にサーベイを実施することで、自らの性格に基づいた回答傾向の変化を把握し、心理的なケアが必要な従業員を事前に特定することができます。これにより、離職リスクの早期発見・防止が可能となります。
背景と目的
近年、労働人口の減少や人材流動性の増加が進んでおり、企業はミスマッチを防ぎ、従業員定着率を高めることが求められています。特に離職や休職は企業にとって大きな損失をもたらすため、従業員一人ひとりのコンディションを正しく把握することで、より良い環境と最適な人材配置を実現することが必要です。この課題を解決するため、マネーフォワードは新サービスを立ち上げました。
利用方法
この新サービスは、トライアルから分析結果の解説までを無償で提供しています。企業が従業員の性格や心理状態を把握し、効率的なマネジメントを行えるよう支援します。利用を希望する企業は、各サービスの公式ページから問い合わせが可能です。
今後の展望
マネーフォワードは「ビジネスを前に、働く人をもっと前に」というミッションのもと、バックオフィス業務の変革に取り組んでいます。これまでにも、「マネーフォワード クラウド勤怠」や「マネーフォワード クラウド人事管理」といったサービスを提供し、企業の業務効率化に寄与してきました。今後は、『ミキワメ』とのOEM提供を通じて、エンゲージメント領域のサービスラインアップを充実させ、顧客にとっての付加価値を高めていく考えです。
引き続き、マネーフォワードは人事労務の担当者や従業員にとって信頼できるパートナーを目指し、サービスの拡大と改善に努めていくことでしょう。