e-dashが神奈川県との連携を発表
2023年4月16日、e-dash株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山崎冬馬)は神奈川県(知事:黒岩祐治)と、「県内事業者におけるCO2排出量見える化促進に向けた連携協定」を締結しました。この協定により、e-dashは神奈川県向けにCO2排出量を可視化し、さらなる削減へ向けた支援を行います。
県内の脱炭素化への期待
神奈川県は「2050年脱炭素社会の実現」を目指しており、2020年度までに温室効果ガスの排出量を2013年度比で50%削減するという中期目標を掲げています。しかし、県内の事業者からのCO2排出量が全体の約5割を占めることから、脱炭素化には事業者の協力が不可欠です。したがって、この連携協定は脱炭素に向けた第一歩となります。
具体的な連携内容
この協定には以下の三つの主要な連携内容が含まれています。
1. 県内事業者に対するCO2排出量管理システムの導入促進。
2. 収集したデータを活用した温室効果ガス排出量の管理。
3. 事業活動温暖化対策計画書制度における計画書提出時の事務負担軽減。
e-dashは「脱炭素を加速する」を基本理念として、クラウドベースのCO2排出量管理サービスを通じ、さまざまな企業の脱炭素化を支援してきました。2024年度には、神奈川県を含む11の自治体から委託を受け、県内事業者のCO2排出量を可視化・削減する取り組みも計画されています。
CO2排出量管理システムの利便性
さらに、e-dashは神奈川県の「事業活動温暖化対策計画書制度」に適応したレポート作成機能を開発中で、5月から提供を開始予定です。この機能により、県内事業者はCO2排出量に基づく計画書をより効率的に作成できるようになります。これまでのように複数の書類を個別に準備する必要がなくなり、データ一元管理の強化が期待されます。
e-dashのサービス概要
e-dashは、CO2排出量を可視化するためのクラウドサービスを提供しています。エネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量を容易に算出できます。また、サプライチェーンにおけるCO2排出量も、簡単に計算し可視化する機能を備えています。これらのサービスにより、企業は脱炭素の取り組みを効率良く実行することが可能です。
今後の展望
e-dashは、神奈川県との連携を通じて、脱炭素化社会の実現に向け具体的な成果をあげることを目指しています。「e-dash」を利用することで、企業は持続可能な経営に向けた一歩を踏み出すことができるでしょう。今後も行政や他の企業と連携し、持続可能な社会の実現に向けて取り組みを進めていく予定です。
このように、e-dashの取り組みは地域社会全体のCO2削減へ寄与するものです。これからの展開に注目です。