「第20回難民映画祭2025」が本日から申込スタート！多様な映画で難民の現実に迫る

「第20回難民映画祭2025」の開催と申込受付開始

特定非営利活動法人国連UNHCR協会が主催する「第20回難民映画祭2025」の申込受付が、10月7日から開始されました。本映画祭は、11月6日から12月7日までの期間にわたり、オンラインと劇場で開催されます。この映画祭では、難民の実情に焦点を当てた珠玉のドキュメンタリーや映画が上映され、私たちの目の前に迫る現実を直視する機会が設けられています。

開催概要と上映作品

今回の映画祭では、全世界から選び抜かれた9作品が上映されます。中でも日本初公開となる作品が6つ含まれています。これらの作品は、困難な状況を生き抜く人々の物語を描いており、観る人々に深い感銘を与えることでしょう。各作品のテーマは異なるものの、共通して「生きる希望」の姿を浮かび上がらせています。

上映スケジュール

- オンライン開催: 2025年11月6日（木）～ 12月7日（日）
- 劇場開催:

- 東京：11月6日（木）TOHOシネマズ六本木ヒルズ
- 大阪：11月13日（木）TOHOシネマズなんば
- 東京：12月2日（火）・3日（水）イタリア文化会館

主な上映作品一覧

1. 「ハルツーム」
- 原題：Khartoum
- スーダンの紛争の中で日常を生きる5人の姿を追ったドキュメンタリー。
2. 「見えない空の下で」
- 原題：Photophobia
- ウクライナの地下鉄で暮らす少年たちの友情を描いた静かな物語。
3. 「アナザー・プレイス」
- 原題：Another Place
- ヨーロッパへ逃れた3人の難民の苦悩と希望を描くドキュメンタリー。
4. 「希望と不安のはざまで」
- 原題：Syria: Between Hope and Fear
- シリアの独裁政権崩壊後の状況を捉えた作品。
5. 「バーバリアン狂騒曲」
- 原題：Les Barbares
- シリアからの難民を迎え入れる村の物語。
6. 「ラジオ・ダダーブ」
- 原題：Radio Dadaab
- ケニアの難民キャンプで生活を変えるジャーナリストの姿を描く。
7. 「あの海を越えて」
- 原題：L’ultima isola
- 地中海での海難事故を題材にした感動的なドキュメンタリー。
8. 「カブール・ビューティー」
- 原題：Kabul Beauty
- タリバン政権下での女性の自由を求める物語。
9. 「ぼくの名前はラワン」
- 原題：NAME ME LAWAND
- クルドの少年が自らを見つける成長物語。

参加方法

申込みは今日から開始されています。参加費はオンライン及び劇場での鑑賞ともに、寄付付きと無料鑑賞が選べます。寄付付き鑑賞は2000円からの様々なプランがありますので、自分の気持ちと合った形での参加が可能です。

また、若い世代の参加を促すために無料鑑賞の選択肢も用意されています。参加申込は、日本国内に居住する方が対象ですので、ぜひ公式ウェブページを訪れて申し込んでください。

MIYAVIからのメッセージ

今年20周年を迎える本映画祭について、UNHCR親善大使のMIYAVIが「難民映画祭は、遠い国の出来事を身近に感じ、自分たちの未来を考える大切な機会」と述べています。彼のメッセージには、映画を通して困難に直面する人々の痛みに寄り添う大切さが込められています。

日本での難民問題への理解を深め、その一歩が誰かの希望へとつながることを願い、本映画祭に参加し、そのメッセージに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
難民映画祭公式ウェブサイト