NXグループ、屋内自律飛行ドローンの未来を担う
日本の物流をリードするNIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)が、屋内型ドローン自律飛行システムを開発する株式会社Spiral(以下、Spiral社)に新たに出資したことが発表されました。出資は8月23日付けで行われ、NXグループの「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」というビジョンの実現に向けた重要な一歩と位置づけられています。
Spiral社の革新技術
Spiral社は、屋内での自律飛行を実現するためのシステム「MarkFlex®️Air」を開発しています。一般的なドローンがGPSを基に航行するのに対し、このシステムは壁に貼られたQRコードを活用することで、電波の届かない場所でも安全に飛行できるという特徴があります。これにより、トンネル工事現場やダムの点検など、特殊な環境での利用が期待されています。
Spiral社は、ユーザーのニーズに応じて経路を設定できる専用ソフトウェアを提供しており、技術者にとっての「救世主」となることを目指しています。特にEU市場は見込みが大きく、2024年にはオーストリア・ウィーンに現地法人を設立する計画です。
NXグループの出資背景
今回の出資は、NXグループの企業価値向上と社会的課題の解決に向けた取り組みの一環です。具体的には、2024年1月に子会社化したオーストリアのcargo-partner社と連携し、Spiral社の海外進出を支援することを目的としています。ドローン関連機材の輸送や保管の課題に対し、新たなロジスティクスソリューションを提供することで、業界全体の効率化を図ります。
特に、欧州の建設や建機業界との新たな接点を増やすことで、新しいニーズの発掘やソリューションの開発にも取り組む方針です。これにより、物流現場でのドローン利用の促進が期待されます。
持続可能な社会の実現に向けた取り組み
NXグループは、テクノロジーと人の力を融合させ、持続可能な社会の実現を目指しています。日本国内外のスタートアップ企業との連携を強化し、多様な社会課題の解決に貢献する姿勢を貫いています。これにより、豊かで充実した生活を送ることができる社会を志向しています。
Spiral社の概要
Spiral社は、2016年に設立され、東京都葛飾区を拠点に活動しています。資本金は1億円、現在約20名の従業員が在籍しています。ホームページは
こちらから確認できます。これまでの航空技術の枠を越えた新たな挑戦として、今後の展開が非常に楽しみです。
同じように、NXグループもさらなる進化を続け、今後も新しい物流の形を創造していくことでしょう。彼らの取り組みがどのように進展していくのか、ぜひ注目していきたいと思います。