エティハド航空の新型機
2025-11-19 17:21:45

エティハド航空、エアバスの新型機を導入し未来の空の旅を拡充

エティハド航空、エアバス最新機を発注



アラブ首長国連邦のエティハド航空が、エアバスに新たなワイドボディ機を発注しました。具体的には、A330-900を6機、A350-1000を7機、さらにA350Fを3機追加発注し、それぞれの機体の発注数を増加させています。この契約は、ドバイ航空ショーで正式に締結されました。

これにより、エティハド航空はA350の新規顧客となり、同モデルの発注数を合計で27機に拡大しました。A330-900の9機をリース契約で導入することも同時に発表されており、航空機の運航体制を一新する動きが見られます。

A350の革新性



新たに導入されるA350は、航空機の設計において最新の技術が見込まれています。この機体は、最大9,700海里(約18,000キロメートル)の距離をノンストップで飛行する能力を持ち、大陸間のフライトにおいて新たな基準を打ち立てています。特に、最先端の空力設計とロールス・ロイス製の新世代エンジンが採用されており、燃料消費や運航コスト、CO₂排出量をそれぞれ25%削減できることが大きな特徴です。

A350Fは、特に貨物輸送に適した設計で、メインデッキに大型の貨物ドアを備えており、胴体の長さや容量が業界標準に最適化されています。また、このモデルは2027年に実施されるICAOのCO₂排出基準に対応した新世代の貨物機でもあります。現在、トゥールーズで最終組み立てが進められており、今後のデリバリーが期待されています。

A330neoの特徴



さらに、A330neoも新たな技術が多く取り入れられています。最大8,100海里(約15,000キロメートル)のノンストップ飛行が可能で、前世代の機体と比較し、燃料消費量やCO₂排出量、運航コストを共に25%削減することができる特徴を持っています。特に、革新的客室「Airspace」により新しい快適性が提供され、機内での過ごしやすさが大幅に向上しています。

エティハド航空が導入するA330neoやA350ファミリーは、すべてのエアバス機同様、持続可能な航空燃料(SAF)を最大50%まで使用し、その使用を進めている点も注目すべきです。エアバスは2030年までに全機でSAFを100%使用することを目指しており、環境に配慮した航空運航を実現しようとしています。

エアバスのA350ファミリーは、2025年10月時点で全世界から1,400機以上の受注を受けており、A330ファミリーも130社以上から1,900機にのぼる注文があります。これらの施策は、エティハド航空にとっても競争力を高め、国際航空市場での優位性を確立するための重要なステップとなるでしょう。今後もエティハド航空の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
エアバス・ジャパン株式会社
住所
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー19階
電話番号

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