Fivotとは
スタートアップ企業である株式会社Fivotは、AIを活用した金融サービスを通じて、未来の金融業界を切り拓くことを目指しています。
資金調達の概要
2023年、FivotはシリーズBラウンドにおいて合計20億円の資金調達を実施しました。主な投資家はAngel Bridge株式会社とニッセイ・キャピタル株式会社であり、さらには9社から出資を受けています。これにより、創業以来の累計エクイティ調達額は25億円に達しました。
Fivotのミッション
Fivotは「新しい産業構造に、新しいお金の流れをつくる。」というミッションのもと、2019年に設立されました。スタートアップ向けの融資事業「Flex Capital」と、個人向けのキャッシュレスアプリ「IDARE」を展開。これらを通じて、スタートアップへの成長資金供給と、個人の資産形成を支援するエコシステムを構築しています。
資金調達の背景
日本の経済成長の鍵となるスタートアップ企業ですが、資金供給は依然として不足しています。従来の与信判断では、そのリスクを十分に評価できないため、FivotはAIと最先端テクノロジーを利用した独自の融資審査モデルを開発しています。
この新しいモデルにより、従来難しかった潜在成長企業への資金供給が可能になり、スタートアップの成長を促進しています。Fivotは、自己の技術力で金融の未来を牽引し、経済の流動性を高める役割を果たすことを目指しています。
具体的な事業内容
Flex Capital
Flex Capitalは、スタートアップ向けの融資プログラムです。株式希薄化なしでのベンチャーデットやRevenue Based Finance(RBF)、請求書立替払いを含む3つのプロダクトを提供しており、これにより企業は迅速かつ柔軟な資金調達ができます。
現在までに120億円以上の融資を実施し、300社以上のスタートアップが支援を受けています。業績も好調で、デフォルト率は0.3%台と安定しています。
IDARE
もう一つの事業、「IDARE」は、ユーザーが自然に貯蓄できるキャッシュレスアプリです。利用者は貯まった残高に対し、年率2%のボーナスを受け取りつつ、AIを使ったユニークな機能(例:プロ野球応援ボックス)を楽しむことができます。このように、IDAREはユーザーの資産形成を楽しくサポートします。
今後の展望
今後、Fivotはさらに技術開発を進め、AI技術を活用した融資モデルの充実に努めます。新たな投資家との連携を強化し、中小企業を含む法人融資業務全般の改善を追求。また、資金循環を最大限に活用し、日本の社会や経済に対してより大きな貢献ができるよう努める予定です。
さらなるステップへ
Fivotが目指すのは、単なる金融事業者という枠を超えた「チャレンジャーバンク」としての地位です。独自のAI技術と革新を通じて、金融業界そのものの変革を担い、スタートアップのさらなる成長を加速する取り組みを続けることでしょう。今後の成長にぜひご注目ください。