サラヤ株式会社がケニアのユースサッカーリーグを支援
サラヤ株式会社はこの度、ケニアのナイロビにある「キベラスラム」でのユースサッカーリーグ「キベラA-GOALリーグ」を支援することを発表しました。これは一般社団法人A-GOALが主催しており、2022年10月から約1200人の子どもたちを対象に開催されています。
子どもたちの未来を守るサッカーリーグ
キベラスラムは、アフリカ最大のスラム地区として知られており、ここには高い犯罪率や悪化した衛生状態、栄養不良といった厳しい課題があります。A-GOALはこのような危険な環境下で子どもたちが安全に成長できる場を提供するため、サッカーリーグを立ち上げました。このリーグを通じて、子どもたちはサッカーに熱中することで、犯罪に巻き込まれるリスクを軽減できると考えています。
さらに、リーグに参加する子どもたちには、食事を提供することによって栄養改善にも取り組んでいます。また、女子プレーヤーに対しては生理用品の支給やカウンセリングを行うことで、より健全な育成環境づくりにも力を注いでいます。
高まる期待と評価
この取り組みは近年、その効果が現れ始め、多くのプロサッカークラブや強豪校が視察を訪れるようになりました。その中には、スカウトを受けて奨学金を得て進学する選手や、リーグでの活躍が認められ、ケニアのナショナルチームに選出される選手も現れています。子どもたちが夢を見つけ、未来を切り開いていく姿が見られるようになっています。
さらに、今年の12月には選抜チームによるタンザニア遠征も予定されています。これにより、「キベラA-GOALリーグ」のさらなる発展と可能性が広がることが期待されています。
サラヤ株式会社のグローバルな取り組み
サラヤ株式会社は「衛生」「環境」「健康」という3つのキーワードに基づいた事業を展開しており、アフリカでもウガンダやケニアに拠点を置き、地域のニーズに応じた衛生環境改善活動やアルコール手指消毒剤の製造販売を行っています。
今回の支援を通じて、サラヤはA-GOALとともにサッカーを通じた子どもたちの未来を支える取り組みを進めていく考えです。サラヤ社の代表取締役社長である更家悠介氏は、「サッカーを通じたコミュニティの強化と子どもたちの健全育成を支援することは、私たちの理念と一致しています。これからも継続的にサポートしていきたい」と語っています。
まとめ
A-GOALとサラヤ株式会社の連携による「キベラA-GOALリーグ」は、子どもたちの未来を切り開く重要なプロジェクトです。この取り組みがアフリカの子どもたちにとって明るい未来をもたらし、日本とアフリカの架け橋となることを願っています。