加賀FEIがリリースしたUI Conductor 1.9.14
加賀FEI株式会社が、オーサリングツール「UI Conductor」の最新版1.9.14を発表しました。この新バージョンでは、UI/UXやグラフィック機能が大幅に強化され、より快適にHMI(ヒューマンマシンインタフェース)を製作できるようになっています。特に、Runtimesideの機能改善も行われており、動作が軽快になっています。
UI Conductor 1.9.14の機能改善内容
オーサリングツール機能
これまでは共通で使用されていたオブジェクトのプロパティとリソースのプロパティが分離され、新しいリソースウィンドウが下部に配置されました。これにより、ユーザーはより直感的に操作できるようになったのです。具体的には、オブジェクトのプロパティウィンドウと新たに分離されたリソースプロパティウィンドウが並列して表示され、操作の効率が向上しています。
UIの表示・非表示をショートカットキーで簡単に切り替えられるようになりました。この機能により、作業効率は飛躍的に改善され、ユーザーはスムーズに作業を進められます。
インスペクタ機能にはAnd/Orでの条件追加が可能になり、より高度な検索性が実現されました。また、CSV形式での出力機能も新たに搭載されており、データ扱いが一層便利になっています。
グラフィック機能
ポストエフェクト用の外部入力画像が追加され、2枚の画像を使って表現が可能になりました。これにより、視覚的な表現力がより一層豊かになりました。ポストエフェクトは、例えばブラーやアンチエイリアスなどで視覚的効果を生み出すのに使用されます。
新たに、ポストエフェクトで使うシェーダにバイナリ形式が指定可能になりました。これにより、フラグメントシェーダをバイナリ出力できる環境も整備され、開発がスムーズに行えるようになります。
HMIオーサリングツールの重要性
加賀FEI株式会社は、HMIオーサリングツールとして「UI Conductor」と「CGI Studio」の2つの製品を展開しています。これらのツールは、車載向けメータークラスターやヘッドアップディスプレイ、ナビゲーションシステムなど、さまざまな機器に応用されています。また、プリンターやデジタルカメラ、建設機械などでも広く採用され、多くのユーザーに貢献しています。
UI Conductorは、その使いやすさと機能の豊富さから、多くの開発者に支持されています。新たに追加された機能により、さらに多様な表現が可能になることでしょう。
まとめ
加賀FEIが発表したUI Conductor 1.9.14は、オーサリングツールの機能向上を目指した重要なアップデートです。新機能を活用すれば、開発がスムーズに進み、クリエイティブな表現が広がること間違いなしです。詳細な情報については公式ページをご覧ください。
加賀FEI株式会社の公式サイト
注意事項
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