eSOLとRISC-Vデザインセンターが手を組み、次世代半導体開発を加速

eSOLとRISC-Vデザインセンターの新たな連携

イーソル株式会社（以下、eSOL）と東京科学大学内のRISC-Vデザインセンター（RVDC）が連携し、RISC-Vの利用と普及を推進することを発表しました。この提携により、eSOLはRVDCが提供するRISC-Vシステム設計プラットフォームを活用し、関連技術を強化することを目指します。

RISC-Vの注目ポイント

RISC-Vはオープンソースの次世代プロセッサ設計規格であり、拡張性やカスタマイズ性が高いことが特徴です。これにより、さまざまな用途向けに最適化が可能です。急速に発展しているRISC-Vは、IoTやAI、ロボティクス、サーバーなどの分野から広く注目されており、多くの企業や研究機関が導入を進めています。

eSOLの取り組み

eSOLは、これまでもRISC-Vの可能性に注目しており、2023年4月にはNEDOの事業においてRISC-V向けの高度なソフトウェア開発環境を構築しました。この環境は、IoTやAIにおける高度な機能を支えるためのもので、RISC-Vの良さを引き出すことが期待されています。

RVDCの役割

RISC-Vデザインセンターは、RISC-VプロセッサやSoCの設計を支援するために設立されました。C2RTLという高位設計ツールを用いることで、ハードウェアとソフトウェアの協調した設計と検証を実現します。これにより、RISC-Vのシステム開発が迅速に進むことが見込まれています。

国際競争力の強化に向けた期待

今回の連携によって、eSOLとRVDCは、RISC-Vを通じて日本の半導体産業の再生と国際競争力の強化を目指します。梨に注目している技術をもとに、高付加価値な製品の開発が期待されています。eSOLの代表取締役社長権藤正樹氏は、「RISC-Vの柔軟さと拡張性を活かし、最高のコンピュータを提供する」との希望を語りました。