キングソフトのモバイル広告事業
2015-06-17 11:00:05
キングソフトがモバイル広告市場へ本格参入、Cheetah Ad Platformを解禁
キングソフトがモバイル広告市場へ本格参入
キングソフトは、モバイル広告事業に本格的に足を踏み入れたことを発表しました。新たなアドプラットフォーム「Cheetah Ad Platform」を日本市場向けに提供開始しました。このプラットフォームは、チーターモバイルが開発したスマホアプリシリーズ「Cheetah Apps」向けの広告配信と、外部パートナー向けの広告配信を統合したものです。
「Cheetah Ad Platform」は、全世界の広告主に向けて高精度な広告配信を実現します。特に、スマホ最適化アプリ「Clean Master」はGoogle Playのツールカテゴリランキングで常に1位を獲得しており、全世界でのインストール数は13.4億、月間アクティブユーザー(MAU)は約4.43億に達しています。このため、「Cheetah Apps」への広告配信が非常に効果的であることが期待されています。
このプラットフォームでは、チーターモバイルのビッグデータ分析システム「Facemark」を活用して、広告主が望む時間帯に最適な形式で広告をターゲティングしたユーザーに配信することが可能です。これにより広告の効果を最大限に引き出し、新規ユーザーの獲得を目指します。
さらに、「Cheetah MediaLink」機能を通じて、香港の広告代理店「香港品衆」とフランスのモバイル広告プラットフォーム「Mob Partner社」を買収したことで、FacebookやGoogle、Yahoo、InMobi、Tapjoyなどの外部パートナーに対しても広告出稿が可能に。これにより、日本国内だけでなく、海外展開を希望する企業に対しても最適な広告出稿の提案が実現します。
「Cheetah Ad Platform」に集約された広告資源は、透明性を重視した出稿が可能であり、広告主は高品質な広告できることから、世界での網羅率を大幅に拡大することができます。今後、トラッキングやターゲティング、広告最適化などの分野にも注力し、広告主が持つKPI、ROI、CLV(顧客生涯価値)の向上を目指します。
ビッグデータを活用した分析システム「Facemark」
「Facemark」は、個人情報を収集せずに、ユーザーの利用習慣に基づいた行動ターゲティングの広告配信を実現するシステムです。「Clean Master」などのアプリデータを分析し、ユーザーに適した広告を表示します。このシステムの特徴は、ユーザビリティを損なわずに効率よく広告出稿を可能にする点です。
例えば、「Clean Master」のアプリ管理機能を利用して、オフィスソフトアプリと航空券予約アプリの両方をインストールしているユーザーを、「出張が多いビジネスマン」と認識し、最適なアプリの広告を表示します。
Cheetah Mobile Inc.とキングソフト株式会社
Cheetah Mobileは、セキュリティ技術において15年以上の経験を持つKingsoft Internet Softwareから生まれた企業で、急成長中のスマホ最適化アプリを開発しています。キングソフトは日本国内においても、革新的なアプリを展開し、広告事業のイノベーションを加速させています。この度の「Cheetah Ad Platform」の展開により、新たな市場において大きなインパクトを与えることが期待されています。
これからもキングソフトは、国内外での広告市場において新たな挑戦を続けていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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キングソフト株式会社
- 住所
- 東京都港区芝五丁目29番11号G-BASE 田町 5階
- 電話番号
-
03-4226-8230