小弁当屋の挑戦
2025-05-21 08:18:49

宮崎県日南市の小弁当屋、第三者承継で地域貢献を加速中!

宮崎県日南市の「崎村商店」が事業承継からの新たな挑戦



宮崎県日南市にある小規模弁当屋「崎村商店」が、2024年11月に事業承継マッチングサービス「ネオツグ」を通じて新オーナーのもとでの再スタートを切りました。この第二の人生を迎えたお弁当屋は、ただの地域店舗から、地域に根ざした重要なサービスを提供する存在へと進化を遂げています。

地域農家との連携強化



「崎村商店」は、地元の小規模農家から野菜を買取り、さらにはその収穫物を産直所まで届ける配送代行サービスを開始しました。最初は1件の依頼からスタートしたこの取り組みは、現在では3件まで拡大し、今後もさらなる成長が期待されています。地域の高齢化が進む日南市で、このようなサービスが強く求められる中、「崎村商店」はそのニーズに応えるべく多様な業務を展開しています。

売上はなんと385%増!



事業承継後、崎村商店は著しい成長を見せており、2024年10月時点と比較して、売上は最大385%も増加。一方、宅食サービス向けの配達件数が200%増加したことも特筆すべき成果です。また、地域の病院や市役所、包括支援センターなどからの注文も増え、さらにはイベントや集会向けの弁当注文も途切れることがありません。このような結果は、「崎村商店」が地域密着型のサービスを展開することで顧客からの信頼を獲得した証といえるでしょう。

新メニューの開発と地域活性化への貢献



変わりゆく地域のニーズに応じて、崎村商店ではコンパクトサイズの「おにぎり弁当」を新メニューとして開発しました。これは、通常の弁当の量が多すぎると訴える声に応えたもので、特に高齢者層に支持されています。また、地域での高齢者向け宅食の需要が高まる中で、崎村商店のサービスはますます重要になっています。

今後、代表の宮谷氏は「この成功事例をもとに、他の地域にもこの第三者承継モデルを広めていく計画です」と語り、事業承継モデルの全国展開の重要性を訴えています。地方の商業が消えゆく中で、新たな挑戦を通じて地域を活性化する取り組みは、今後さらに期待されるでしょう。

地域の未来を考える



地域経済の活力を保つために、営業を継続することの重要性が改めて実感されています。日本全体に広がる中小企業の廃業問題は、特に人口5万人以下の自治体において深刻です。崎村商店のような地域密着型の企業の成功事例が、他の地域でも事業承継に対する前向きな話題を作り出すことを願います。地域の未来を担う企業として、崎村商店がどのように発展していくのか、今後の動向に注目です。


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会社情報

会社名
株式会社ネオツグ
住所
宮崎県日南市大堂津1-10-5
電話番号
070-6410-2106

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