アルペングループのオンラインショップが新たな進化を遂げました
最近、アルペンの公式オンラインショップ「Alpen Online」が、W2株式会社の「W2 Unified」を導入し、システムの大規模なリニューアルを行いました。この刷新は、総合スポーツショップやアウトドア専門店などが展開する約400店舗を持つアルペングループにとって、競争が激化するEC市場での重要な一歩となります。
システム刷新の背景
アルペンは、2020年代に向けた中期経営計画の中で「EC売上高の大幅な増加」を目指しています。従来のシステムは機能追加を重ねるうちに複雑化が進み、迅速な対応が難しくなっていました。そこで、W2は数百万点におよぶ商品データや受注処理に耐えうる拡張性を持った「W2 Unified」を提案。これにより、柔軟で迅速なシステム基盤を実現しました。
3つの課題解決
リニューアルプロジェクトでは主に3つの課題を解決しました。まず、運用内製化により施策のスピードを大幅に向上。「ハイブリッド方式」を取り入れた結果、システムの改修やサイト更新が迅速に行えるようになったのです。この変化により、コストの削減だけでなく、物流や顧客サポートとの連携も強化されました。
次に、全国に展開する店舗とECサイトを統合したOMO(Online Merged Offline)戦略を加速させました。これにより、店舗でしか体験できなかった商品をECで手に入れられるようにし、店舗在庫を活用した自宅配送や店頭決済の導入が実現。顧客はリアルな接客を受けながら、ECの利便性を享受することができるようになりました。
最後に、オウンドメディア「Alpen Group Magazine」をECサイト内に統合し、「メディアコマース」としての商品購入導線を強化しました。これにより、約4,000本の記事を通じて商品の魅力を伝え、興味を持ったユーザーがスムーズに購入できるシステムが構築され、SEO効果も最大化されています。
アルペンとW2のビジョン
このリニューアルによって、アルペンは顧客体験の向上とともに、今後の事業成長に向けた準備を整えました。将来のEC市場での競争力を確保するために、W2との連携を深め、新たな挑戦を続けていく。このプロジェクトの成功が、今後のECシステムのベンチマークとなることは間違いありません。アルペングループの公式オンラインストアは、進化する顧客のニーズに応えていくために、次世代のEC戦略を実現しています。
アルペンとW2について
アルペンは、1972年に設立され、スポーツ用品の販売からゴルフ場やスキー場の経営まで様々な事業を展開しています。次々と進化する小売業界の中で、顧客に寄り添ったサービス提供を常に行っています。それに対してW2は、多彩なプラグインを駆使し、顧客のEC事業の成功をサポートしている企業です。今後もこの2社の動きには注目です。
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