無縁仏を供養する特別な日
2025年4月25日、日本賃貸保証株式会社が主催する合同慰霊祭が東京の西福寺で行われました。この日、多くの社員と役員が集まり、賃貸保証事業を通じてご縁を結んだ283柱の無縁仏に心を込めた供養が行われました。無縁仏とは、引き取り手がいないご遺骨を指し、特に賃貸業界においては身寄りが無いまま亡くなった方々が増えている現状が浮き彫りとなっています。
賃貸保証事業と無縁仏
賃貸保証事業では、入居者が亡くなったり行方不明になった場合、退去作業に立ち会うことが少なくありません。その際に居室にご遺骨が残されていることもありますが、引き取り手がいない場合、こうしたご遺骨は供養されることもなく、行き場を失ってしまう状態にあります。このような実情をふまえ、JID GROUPでは2013年に永代供養墓を設立し、居室に留まっている無縁仏の供養を始めることになりました。
継続的な取り組み
合同慰霊祭は毎年行われており、供養を行うことによって、無縁仏たちに心を寄せる貴重な機会となっています。その場では、社員たちが共同でお花を手向け、手を合わせて願いを込める様子が見受けられます。この取り組みを通じて、無縁仏に対する敬意や感謝の気持ちを再確認し、企業としての社会的責任を果たす努力がなされています。
身元不明のご遺骨への対応
さらに近年では、身元を特定するための埋葬許可証が無いケースも増えてきています。埋葬許可証がない場合、誰がそのご遺骨であるかを明らかにすることが難しいため、引き取り手を探すのが困難になってしまいます。JID GROUPでは、これらの身元不明のご遺骨に対しても、区別なく永代供養墓での供養を続けており、どんなご遺骨も丁寧に扱います。
今後の展望
JID GROUPは賃貸保証人として、顧客だけでなく、社会全体に対しても最期まで安心できる生活を提供するために様々な取り組みを進めています。合同慰霊祭は、その一部であり、無縁仏に対して敬意を表す大切な行事です。今後も、安心で思いやりのあるサービスの提供を目指して精進していくことで、より多くの人々に寄り添った存在であり続けることでしょう。