置きチラシの新たな活用法「エーヨ!」が京都で始動
置きチラシのシェアリングサービス「エーヨ!」がついにスタートしました。「置きチラシをもっと自由に」をテーマに、ユーザーと店舗オーナーをつなぐこのプラットフォームは、誰でも気軽にチラシを展開できる新たなプロモーションの舞台を提供します。
エーヨ!の仕組み
「エーヨ!」は、気になる店舗に自分のチラシを置きたいユーザーと、そのスペースを有料で貸したい店舗オーナーという二者のマッチングを行います。日本中で、A4サイズ程度のチラシを置いてもらえるスペースを共有することを目的としています。このマッチングはオンラインで行われ、その後、実際の店舗で設置作業が行われます。
このサービスに参加することで、ユーザーはまるでテナント物件を探す感覚でチラシの置き場所を見つけ、その後も日常的に買い物をするように気軽に利用できます。
登録店舗の魅力
現在、京都市を中心に、歴史的観光施設や自動的なギャラリー、ドッグカフェなど、20以上の店舗がこのプラットフォームに参加しています。それぞれのスペースには、設置費用やサイズ、来店する人々の情報が記されており、ターゲットに応じたチラシを選ぶことが可能です。
スペースの一例
- - 本能寺跡地にある「元本能寺跡信長茶寮」
- - 呉服メーカー直営の「Loje着物レンタルサロン」
- - ドッグランと保護犬譲渡を行う「パートナードッグタウン」
これにより、利用者はただチラシを置くだけでなく、特定のターゲットに向けたプロモーションを行うことができるのです。
置きチラシの課題と解決策
従来の置きチラシでは、知り合いやご近所同士のつながりを利用することが主流でした。そのため、全く新しい店舗にチラシを置いてもらうことは困難で、多くの労力が必要でした。加えて、店舗側にも明確なメリットが少なく、なかなか活用されることがありませんでした。
「エーヨ!」はこの課題を解決します。
- - 自由な設置期間: ユーザーは1日から365日の自由な期間を設定でき、好きな場所にチラシを置くことができます。
- - 経済的なプロモーション: 自営業者でも手軽に利用でき、100円台からプロモーションを開始できます。
- - 収入源の確保: 店舗オーナーにとっては、新たな収入源になるチャンスがあります。
- - ウィンウィンな関係: ホストとゲストの関係が築け、新たなビジネスチャンスも生まれやすくなります。
地方から生まれた新サービス
「エーヨ!」を運営する合同会社ユキサキは、京都に本社を持つスタートアップ企業で、設立から3年目に突入しました。
以前からグラフィックデザインや広告業を行ってきた同社は、中小企業や自営業者が抱える宣伝や集客の悩みを解決する手段を模索していました。その結果、エコノミーシェアリングを活用した「エーヨ!」のサービスをスタートさせたのです。
今後の展望
「エーヨ!」は年内に多種多様な業種から100店舗以上にスペースを登録し、それぞれのターゲットに合った場所を提供する予定です。また、チラシだけでなく様々なアイテム(ポスターやアート作品など)の設置も可能にし、さらにイベントの開催を通じて、オンラインでもオフラインでも多彩な活用方法を模索しています。
「エーヨ!」は、単なるチラシ置きのサービスを超えて、新しいビジネスチャンスを生み出す革命的なプラットフォームとして、未来の広告手法を広げていくことでしょう。