「ひとり飲み」実態調査
2016-08-10 12:00:02
ビール好きの「ひとり飲み」実態調査!8割超が経験済み、その理由とは?
ビール好きの「ひとり飲み」実態調査:8割以上が経験済み!その理由とは?
2016年7月、日本ビール検定(びあけん)1級~3級受検者1409名を対象に、「ひとり飲み」に関する意識調査が行われました。その結果、実に8割以上の人が「ひとり飲み」を経験していることが判明。さらに、その背景や好むスタイル、お店の種類などを分析することで、現代における「ひとり飲み」の浸透度合いが見えてきました。
調査結果から見える「ひとり飲み」の実態
圧倒的多数の「ひとり飲み」経験者
調査では、まず「ひとりで飲食店に入り、ビールを飲んだ経験」について質問。その結果、男性は約93%、女性は約81%が「ひとり飲み」を経験していると回答しました。年代別に見ると、20代女性では3人に1人が未経験でしたが、それでも2/3は「ひとり飲み」を経験済み。年齢を重ねるごとに経験率が高まる傾向が見られました。
過去1年間の「ひとり飲み」頻度をみると、「週1回以上」または「月1回程度」の合計は全体で35%、男性は約40%、女性は約25%に上ります。これは、単なる経験にとどまらず、定着した飲食スタイルとして「ひとり飲み」が浸透しつつあることを示唆しています。世帯構成による大きな違いはみられず、家族や友人と外食を楽しむ人が多い一方で、自分のペースで飲みたい、静かに食事を楽しみたいといった理由から「ひとり飲み」を選択する人が少なくないことがわかりました。
「ひとり飲み」への興味関心
「ひとり飲み」への抵抗感について質問したところ、男性は約72%、女性は約52%が全く抵抗がないと回答。「抵抗はないが、ひとりでは入らない」や「絶対ひとりで入らない」と回答した人は、20代に多く見られました。しかし、「寂しそうに見られたくない」「手持ち無沙汰」といった理由が挙げられ、興味はあるものの、実行に移せていない人が多いことがわかります。一方で、「ひとり飲みはかっこいい」「大人の趣味」といった肯定的な意見も多く、将来「ひとり飲み」に挑戦したいと考えている20代も多いようです。
「ひとり飲み」のスタイル
「ひとり飲み」の理由としては、「自分のペースで飲みたい」「好きなお店に行きたい」「静かに楽しみたい」といった個人の時間を重視する意見が目立ちました。その他、「時間つぶし」「下見」「食べたいものがあるから」といった回答もあり、目的は多様です。
お酒の種類では、「ビール」が圧倒的に多く、お店は「ビアパブ・ビアレストラン」が最も人気。カウンター席で多様なビールを楽しめる点が魅力のようです。「居酒屋」や「バー」も人気が高く、「ひとり飲み」に適した空間を提供していることがわかります。
まとめ:「ひとり飲み」は新たな外食スタイルとして定着しつつある
今回の調査から、ビール好きの間では「ひとり飲み」が広く浸透し、定着しつつあることが明らかになりました。特に30代、40代男性が中心ですが、性別や年代を問わず多くの興味関心が確認され、今後のさらなる拡大が予想されます。20代ではまだ抵抗感を持つ人もいますが、将来的な「ひとり飲み」への期待感も感じられます。自分のペースで食事やお酒を楽しみたいというニーズに応える形で、「ひとり飲み」は新たな外食スタイルとして確固たる地位を築きつつあると言えるでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 日本ビール文化研究会
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- 東京都渋谷区恵比寿4-20-1
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