四国のスタートアップシーンに光を当てるJ-Startup WEST
近年、四国地域のスタートアップエコシステムが活性化しており、国の取り組みもそれに大きく寄与しています。2025年3月12日、香川県にて、J-Startup WESTが選定した企業の追加発表を祝う「お披露目式典」が開催されました。この取り組みは、四国経済産業局が主催し、四国ニュービジネス協議会連合会との共催によって実現しました。
ピッチのイベントと共創プログラムの成果
式典では、14社の選定企業がそれぞれ自社のビジョンや事業内容を発表するピッチが行われました。また、選定企業と事業会社との共創プログラムの成果報告も行われ、地域におけるイノベーションの重要な点が強調されました。これにより、新たなビジネスやプロダクトが生まれる基盤が築かれつつあります。
参加企業の紹介
この式典には、様々な業種から選ばれた企業が参加しました。徳島県の企業としては、株式会社amidexや株式会社Egret・Lab、イツモスマイル株式会社などがあります。香川県からは合同会社Setolaboや株式会社Japan Fruits、DO・CHANGE株式会社などが名を連ね、愛媛県や高知県からも創造的な企業が参加しました。
MEETUP WEST in Tokyoの開催
さらに、2025年2月13日には東京都で「MEETUP WEST in Tokyo」が開催され、首都圏の企業や投資家に対して四国地域のスタートアップの魅力を発信しました。この場では、ONESTRUCTION株式会社や株式会社Babyjamなどの企業がピッチを行い、事業会社の代表からなるトークセッションも行われました。
トークセッションでの企業群
トークセッションには、オタフクソース株式会社や四国電力株式会社など、地域の有力な事業会社も参加し、それぞれの企業がどのようにスタートアップと連携し、新たなビジネスモデルを模索しているかを語りました。
官民連携によるスタートアップ支援
四国経済産業局は、J-Startup WEST選定企業を中心に支援を強化しています。令和6年3月には初回の選定企業を発表し、その後も官民サポーターズと協力して地域のスタートアップへの支援を行っています。その一環として、地方事業会社による新規事業取り組みやスタートアップとの連携モデルに関する調査も実施されています。
指標となる調査報告
最新の調査報告書は、地域のスタートアップがどのように成長し、事業会社とどのように結びついているかを示す貴重なデータとなっています。報告書はPDF形式で公開されており、詳細については経済産業省のウェブサイトにアクセスすることで確認することができます。報告書には、四国地域のスタートアップエコシステムを理解するための多岐にわたる情報が集約されています。
未来への期待
今後もJ-Startup WESTを中心とした四国地域のスタートアップ支援の取り組みが続くことが期待されています。新たな企業が生まれ、地域経済に良い影響をもたらすことでしょう。私たちも四国のスタートアップの成長を見守り、応援していきたいと思います。