春日若宮おん祭
2024-10-17 13:10:47

第889回春日若宮おん祭の特別桟敷席予約開始について

第889回春日若宮おん祭詳細情報



奈良市では、途切れることなく889年もの歴史を持つ春日若宮おん祭が近づいています。この伝統的な祭りは、春日大社の摂社・若宮を祀る心温まる行事です。令和6年12月17日(火)、この祭りの中でも特に重要な儀式「お渡り式」が行われる際、特別な観覧席が設けられ、その予約が10月17日から開始されます。

このおん祭は、平安時代の保延2年(1136年)から続くもので、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。春日大社は大和一国をあげて行われた祭りに由来し、国家安泰や五穀豊穣を祈るために催されてきました。この間の長い年月を経て、今でもその文化や風俗を大切に守り抜いているのです。

特別桟敷席の予約について



特別桟敷席は、観覧ができる3つのエリアに分かれており、それぞれの席からは「お渡り式」の行列を心ゆくまで観賞することが可能です。桟敷席は以下のように設定されています:

1. 登大路園地桟敷席 — 「お渡り式」の出発地点であり、神職の観閲を受ける「試しの儀」を解説付きで観覧できます。興福寺に伝わる宝蔵院流槍術の演武も行われます。
2. 松の下式桟敷席 — お祭りに参加する芸能集団が多彩な芸能を披露します。田楽や猿楽など、見応えのある演技が予定されています。
3. お旅所前桟敷席 — 祭りの中心的な行事が行われ、神楽や田楽、舞楽など、夜遅くまで続く多くの歴史的な芸能が奉納されます。

予約受付は、10月17日(木)から12月13日(金)まで行われ、桟敷席の数は限られていますので、早めの予約をお勧めします。各エリアにおける料金は異なり、具体的には登大路園地桟敷席が2,000円、松の下式桟敷席が4,500円、お旅所前桟敷席が10,000円となっています。

当日の見どころ



この祭りの最大の魅力は、何といっても「お渡り式」をゆったりと観覧できることです。各桟敷席では、行列の出発を肌で感じることができますし、特に松の下式では、影向の松を前に、神聖な演旨が行われる様子を堪能できます。

当日は、各桟敷席に簡易カイロやおん祭解説書が配布され、オリジナルのブランケットや音声ガイドが手に入るなど、観覧者にとって嬉しい特典も用意されています。また、特別桟敷に在席していることで、通常では味わえない神事の深い理解を得られる機会でもあります。

注意事項について



特別桟敷席の入場時は、当日の受付時に代金をお支払いいただく必要がありますのでご注意ください。また、天候によっては祭りが中止となる可能性もあり、その際には公式サイトに情報が更新されます。観覧前に必ず確認することをおすすめします。

春日若宮おん祭は、日本の文化を体感できる貴重な機会です。特別桟敷席で、特別な場所から、日本の伝統の美しさを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報

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奈良市観光協会
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