料理の新たな旅
2025-07-01 12:23:42

神戸北野ホテルが提案する次世代「教養旅行」とは

神戸北野ホテルが提案する次世代「教養旅行」



2025年6月14日、大阪・関西万博の『関西パビリオン』にて、神戸北野ホテルの総支配人であり、料理界の巨匠、山口浩氏が兵庫・神戸の食と日本の食文化をテーマにしたスペシャルシンポジウムを開催しました。これは単なる旅行や観光を越えた、真の「教養旅行」へとつながる体験の提案です。

山口浩氏の背景と意義



山口浩氏は、料理マスターズや現代の名工、黄綬褒章、そしてフランス農事功労賞オフィシエ勲章などの多くの賞を受賞している日本のフランス料理界の重鎮です。彼は、食材の背景や文化を知ることで、ただ料理を味わう以上の体験が得られると信じています。氏が言うように、料理は知識と情報に裏打ちされたものであり、その理解が真のグルメ体験を形成します。

海外のトップシェフとのコラボレーション



シンポジウムには、フランスのダヴィ・ティソ氏やインドネシアのヨアン・マティ氏といった世界的な料理人が参加しました。彼らは兵庫・神戸で、地元の市場や神戸牛の競り、さらには日本酒体験を通じて、日本の食文化の深さと職人技術を実際に体感しました。この「FAM TRIP」は、単なる観光ではなく、知識を深めるための重要な旅となりました。参加したシェフたちは、その経験を通じて日本料理に対する考え方が一変したと感謝の言葉を述べました。

教養旅行の意義



山口氏は、「皿の上の料理を味わうだけでは単なる食事に過ぎない。そこに息づくストーリーを知ることが本当の味わいである」と語ります。食文化の背景を理解することで、料理に対するアプローチが変わり、それが文化の継承にもつながります。このシンポジウムは、兵庫・神戸の食の価値を世界に発信する重要な機会となりました。

経済的価値と観光資源の創造



兵庫・神戸の魅力は、ただ地元の人が叫ぶだけでは広がりません。シェフたちの帰国後の影響は、兵庫・神戸の食が国際的に認知されるきっかけとなります。教育旅行と位置付けることで、観光資源としての付加価値を高め、国内外の富裕層の知的欲求に応えることができます。これは神戸北野ホテルが目指す新たなステージへの道です。

結論



大阪・関西万博におけるこのシンポジウムは、単なる食のプレゼンテーションではなく、文化を浸透させるための重要なステップとなりました。知識の習得が料理の質を高め、次の世代への橋渡しをするのです。料理の背後にあるストーリーを理解し、それを通じて文化を楽しむことの重要性を再認識させられる経験でした。


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会社情報

会社名
エイチ・ワイ・ホスピタリティ・エンタープライズ株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区山本通3-14-15HYビル2F
電話番号
078-272-1909

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