松山智一作品が飛騨に
2024-07-10 15:44:00

飛騨高山でアートと共生社会を考える!現代美術家・松山智一作品が障がい者支援施設に

飛騨高山でアートが紡ぐ共生社会:松山智一作品が障がい者支援施設に



岐阜県高山市に拠点を置く飛騨産業株式会社は、地域社会福祉の増進を目指し、障がい者支援施設「吉城山ゆり園」にて現代美術家・松山智一氏の作品を展示するアートイベント「かっこうの森 小さなアート展」に参画することを発表しました。

本イベントは、障がいの有無に関わらず誰もが参加できる共生社会の実現を目的とし、世界で活躍するアーティストの作品を通して、施設と地域住民、そして利用者の方々をつなぐことを目指しています。

ニューヨークを拠点に活躍する松山智一氏は、岐阜県高山市出身。鮮やかな色彩と精緻な描線で知られる現代美術家です。本イベントでは、2021年から2022年に制作された松山氏の版画作品3点が特別に展示されます。繊細なシルクスクリーンを重ね、金箔や銀箔で仕上げられた作品は、松山氏の監修のもと、細部まで忠実に再現されています。

会場となる「かっこうの森」は、吉城山ゆり園内に2023年5月に開設された地域交流棟です。飛騨産業は同施設に家具一式を寄贈し、誰でも気軽に集える場を目指しています。イベント期間中は、松山氏の作品に加え、飛騨慈光会施設利用者による作品、そして彫刻家・三沢厚彦氏のラウンジチェアも展示されます。

本展の開催にあたり、松山氏は「『かっこうの森 小さなアート展』のアートを通して施設と地域のコミュニケーションを育むという取り組みに共感し参加しました。私が生まれた飛騨で自身の作品が展示されることを嬉しく思います。作品を介して多くのコミュニケーションが生まれていくことを願っております。」とコメントしています。

イベント期間中には、地域の福祉とアートに関するトークイベントやワークショップも開催されます。

「かっこうの森 小さなアート展」概要

会期:2024年7月20日(土)~8月20日(火)
休館日:一部土曜・日曜・祝祭日・お盆(8月14日、15日)
開場時間:9:30~15:00
会場:障がい者支援施設「吉城山ゆり園」地域交流棟「かっこうの森」(岐阜県高山市国府町宇津江440-1)
入場料:無料
共催:障がい者支援施設「吉城山ゆり園」、飛騨産業株式会社
協力:松山智一、KOTARO NUKAGA
後援:大和リース株式会社、高山市

「かっこうの森」について

「かっこうの森」は、障がい者支援施設「吉城山ゆり園」が2023年5月21日に開設した地域交流棟です。飛騨産業は、同施設に家具一式を寄贈し、施設利用者だけでなく、ご家族や地域住民、観光客など、誰もが気軽に集える場を目指しています。

飛騨産業株式会社について

飛騨産業株式会社は、岐阜県高山市に本社を置く家具メーカーです。創業100周年を迎えた2020年8月より、社会福祉の増進に貢献するため、飛騨慈光会への支援を強化しています。障がい者支援施設「吉城山ゆり園」への家具寄贈や、従業員のボランティア活動など、地域との連携を積極的に行っています。

現代美術家・松山智一氏について

松山智一氏は、1976年生まれの現代美術家です。岐阜県高山市出身で、上智大学卒業後、2002年に渡米。ニューヨークのプラット・インスティテュートを首席で卒業しました。ペインティングを中心に、彫刻やインスタレーションも手がけています。作品には、東洋と西洋、古代と現代、具象と抽象といった両極の要素が共存し、日本とアメリカで育った自身の経験や現代社会の移ろい方を反映しています。これまでにニューヨーク、ワシントンD.C.、サンフランシスコ、ロサンゼルスなど、世界各地で個展やグループ展を開催し、作品はロサンゼルス・カウンティ美術館、サンフランシスコアジア美術館など、世界中の美術館に収蔵されています。

本イベントは、アートを通して地域社会との連携を深め、誰もが個性と才能を生かせる共生社会の実現を目指す、飛騨産業の取り組みの一環です。芸術の力を通して、障がいの有無に関わらず、地域住民が互いに理解し尊重し合える社会の実現に向けて、飛騨産業は今後も活動を続けていきます。


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