TOKYO 2020のレガシー
2022-02-27 15:52:33
東京2020大会のレガシーを考える企画展が札幌で開催
2024年2月26日から27日まで、サッポロファクトリーにて「大会を契機とした取組とレガシー〜TOKYO 2020〜」という企画展が開催されました。このイベントは内閣官房の主催によるもので、東京2020オリンピック・パラリンピック大会がもたらした様々なレガシーについて考える機会となりました。
イベントの内容
この2日間の企画展では、東京2020大会にまつわる7つのテーマに焦点を当てて展示が行われました。具体的には、共生社会の実現、地域活性化、観光文化の発信、セキュリティ対策、健康促進、持続可能性、大規模イベントの運営モデルに関するものです。
来場者は、パネル展示や大会聖火トーチの展示を通じて、東京2020大会の取り組みや成果を直に感じることができました。また、パラリンピックの公式競技であるボッチャの体験会も行われ、多くの方々が楽しんで参加しました。
トークショーの開催
特に注目されたのが、2月27日に行われたパラリンピック射撃競技の元日本代表、田口亜希氏によるトークショーです。彼女は現在、日本財団パラスポーツサポートセンターの推進戦略部に所属しています。
トークショーで、田口氏は東京2020大会を振り返り、バリアフリー化の重要性や障害者スポーツの普及について語りました。彼女によると、この大会は車いすユーザーだけでなく、聴覚や視覚に障害がある方々にとっても大きな一歩であったとのこと。
また、学校訪問を通じて子供たちにパラリンピックへの理解を促進する機会も増えたと述べ、若い世代のパラリンピックに対する関心の高さに感動したと語りました。特に女性選手の参加率の向上についても触れ、性別や人種に関わらず、すべてのアスリートが活躍できる環境が必要であることを訴えました。
フィールドの未来に向けて
田口氏は、ホストタウン活動についてもコメントを述べました。彼女は選手村で副村長を務め、各国の選手との交流を通じて得た感動をシェアしました。 「言語の壁を越えた交流を通じて、地域のもてなしの気持ちが選手に伝わったことがとても嬉しかった」と振り返ります。
今後についてもコメントされ、パラリンピック競技の環境整備がまだ不十分な国々が多く存在し、障害者スポーツの重要性を全世界に広めていく必要性を強調しました。彼女は「東京2020大会が終わったのではなく、これからが本当のスタートです」と述べました。
東京2020大会のレガシーとは
7つの柱について
この企画展では、東京2020大会が築いたレガシーについても語られました。以下はその7つの柱です。
1. 共生社会の実現: 障害の有無を超えた理解と支え合いが大切とされ、新たな社会づくりへの第一歩が進みました。
2. 復興・地域活性化: 東日本大震災の被災地を支援し、地域交流を通じての新たな絆を生み出しました。
3. 観光文化の発信: 世界に日本の文化を紹介し、国際理解を促進する機会を提供しました。
4. セキュリティと輸送対策: 安全な大会運営やスムーズな輸送のためのインフラ整備が進みました。
5. 健康・スポーツ: 健康を促進し、スポーツ参与を高めるための教育・広報活動が行われました。
6. 持続可能性の追求: 環境に配慮した大会運営がなされ、意識の高まりが見られました。
7. 大規模イベントの模範: 新型コロナ対策を含む安全運営の新たなモデルが構築されました。
今回の企画展は、東京2020大会の影響を再確認し、未来に向けての持続可能な取り組みを考える良い機会となりました。
会社情報
- 会社名
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内閣官房オリンピック・パラリンピックレガシー推進室
- 住所
- 東京都千代田区永田町1-6-1 内閣府本府
- 電話番号
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