PCI Suite発表
2016-06-30 14:00:01
フィリップス、新たな冠動脈治療支援システム「PCI Suite」を発表
フィリップスが新たに導入した治療支援システム「PCI Suite」
フィリップスが、心臓冠動脈疾患の治療をサポートする新しいシステム「PCI Suite」を発表しました。このシステムは革命的なライブイメージガイダンス技術を活用しており、医師が治療中に直面するさまざまな課題を解決することを目的としています。
1. ダイナミックコロナリーロードマップの導入
このシステムの特徴的な機能の一つが「ダイナミックコロナリーロードマップ」です。これは治療前の動画データから生成されたマスク画像を活用し、カテーテル治療中のライブ映像にリアルタイムで重ね合わせることができます。このオーバーレイ表示により、医師は目指す部位へのアプローチが容易になり、治療の精度が向上します。この技術は特に、造影剤が少ない場合でも、心臓の血管の位置を可視化することが可能です。
2. ライブステントブースト機能の進化
次に、フィリップスが誇る「ライブステントブースト」機能についてです。これまでの「ステントブースト」は、心臓冠動脈ステントを視認するための強調処理をしていましたが、今回の新機能では、撮影開始と同時に拡大された画像がリアルタイムで表示されるようになります。これにより、ステントの位置を正確に確認できる場面が増加し、特に分岐部への留置など難易度の高い手技において、その効果を最大限に発揮します。
3. PCI Suiteの医療現場での位置づけ
フィリップスは、「PCI Suite」が医療現場における心臓冠動脈治療の新しいスタンダードになると信じています。このシステムは、Allura Clarityシリーズの高画質な画像処理機能とも統合されており、医師が患者に対して行う治療をより安全かつ効率的にサポートします。さらに、フィリップスは今後もユーザーからのフィードバックを基に機能の改善や新機能を市場に投入し続ける方針です。
4. CVIT 2016への出展
フィリップスは、2023年7月7日から9日に東京国際フォーラムで開催される第25回日本心血管インターベンション治療学会「CVIT 2016」にブースを設置し、実際の製品説明を行います。この機会に、医療関係者に直接「PCI Suite」の特長をお伝えできることを期待しています。この展示会では、実際の治療における新機能のデモンストレーションも行う予定です。
フィリップスは、その先進的なテクノロジーを通じて健康を支援し、多くの患者の治療に貢献していく所存です。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社フィリップス・ジャパン
- 住所
- 東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ森JPタワー15階
- 電話番号
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