三菱重工業、ISO19443認証を取得
三菱重工業は、原子力分野における品質マネジメントの国際規格であるISO19443の認証を、日本企業として初めて取得しました。この認証は、原子力事業における品質管理と安全文化の確立に関する同社の取り組みが、国際的に高く評価された結果と言えます。
認証取得の背景
三菱重工業は、1996年9月に原子力事業の品質管理を目的とするISO9001の初回認証を受けて以来、数々の品質マネジメントシステムの強化に努めてきました。このたび取得したISO19443は、2018年に制定された新しい規格であり、原子力の安全な利用を実現するための重要な指針を示しています。これにより、原子力関連の製品とサービスを提供する企業には、厳しい品質要件が求められることになります。
ISO19443とは?
ISO19443は、原子力エネルギー分野において安全を確保するために必須となる品質マネジメントシステムに関する規格です。この規格は、認証を受けた企業が自らの安全文化を築くだけでなく、そのサプライチェーン全体にも安全文化を浸透させることを求めています。
三菱重工業がISO19443の認証を取得したことは、同社の品質マネジメントシステムが国際的なスタンダードであることを証明するものであり、原子力施設の安全性と安定運転の向上に寄与するものとされています。
品質管理への取り組み
当社は、ISO9001を基盤に、これまで数多くの要求事項に従って品質マネジメントシステムを確立してきました。このシステムにより、高品質な製品とサービスを提供し続けており、特に原子力分野においては、信頼性と安全性の向上に大きく貢献してきました。
ISO19443の認証取得は、三菱重工業の原子力事業がさらに発展し、国際的に信頼される企業となるための重要なステップです。これにより、原子力の安全性や安定運転を一層強化し、社会的な責任を果たしていく所存です。
未来への展望
今後も三菱重工業は、国際的な品質基準に則った取り組みを進め、原子力エネルギーの安全利用を促進していきます。ISO19443の認証取得を契機に、より一層の品質管理への入念な取り組みを行い、国内外のステークホルダーと共に、安全で効率的な原子力事業の推進に努めて参ります。方針や取り組む姿勢は、今後もさまざまな形で発信し続けていく予定です。
公式情報
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