3Dプリンター住宅
2021-02-02 21:30:40
2025年大阪万博に向けた日本初の3Dプリンター住宅「Sphere」プロジェクト
Sphereプロジェクト:未来の住宅を実現する取り組み
3Dプリンターを使った住宅開発において、日本初の試みとなる「Sphereプロジェクト」が注目を集めています。このプロジェクトは、近未来的な住宅の実現を目指し、NASAの火星移住計画を基にした先進的なデザインが特徴です。2025年の大阪・関西万博に出展するための提案も行われています。
Sphereの特徴と目的
提供されるSphereは、以下の5つの目的を掲げています。
1. 自然災害に強い住宅の実現
Sphereは球体の形状を持ち、自然災害からの影響を受けにくい構造設計がなされています。
2. ロボットによる施工
住宅を形成するのは3Dプリンターというロボットです。これにより、従来の建設プロセスに伴う手間を省きます。
3. 先進的な技術を駆使すること
IoTやAI技術を取り入れ、住む人にとって最適な環境を提供します。
4. 万博への出展
大阪・関西万博への出展のため、世界最先端の住宅としての提案が行われます。
5. スーパーシティでの提案
スーパーシティ計画の一環として、Sphereの導入可能性があります。
直面する住宅問題
Sphereプロジェクトを手掛けるセレンディクス社は、過去の住宅ローンの負担や、自然災害の増加、環境問題を解決する手段としてこのプロジェクトを提案しています。
住宅ローンの負担
多くのサラリーマンが4000万円以上の住宅ローンを組む現状が続いています。セレンディクスは、もっと自由な生き方を促進するために、より手頃な価格で自由に家を持てる仕組みを提供したいと考えています。
建設費の急上昇
物流費が高騰する中、建設作業員の減少も影響し、住宅建設のコストが上がる見込みです。この問題に対処するために、Sphereのような新たなアプローチが必要だとされます。
自然災害の増加
日本国内での自然災害は年々増加しており、特に近年では台風の強さが脅威となっています。Sphereは、この新しい住宅デザインが過酷な気象条件に耐える事ができる形を目指しています。
Sphereの新しい住まいの提案
セレンディクス社は以下の3つの重要な提案を行っています。
1. 低価格での住宅提供。
30坪の家を300万円以下で提供し、車を買い替える感覚で住宅を購入できるシステムを目指します。
2. 耐震性と耐風性に優れた設計。
建物の球体構造が物理的に最強であり、さらには鉄筋などの構造体を必要としない住宅を実現します。
3. 工期の短縮。
Sphereは、3Dプリンターを用いて24時間での施工が可能です。これにより、物流費と人件費も大幅に削減されます。
3Dプリンターによる住宅開発の先駆け
日本国内において、3Dプリンターを活用した住宅の開発を進めているのは、セレンディクス社のみです。ロボットによる作業が進む中、建築業界は新たな時代を迎えつつあります。
セレンディクスのCEO、小間裕康氏を中心に、世界的に著名な建築家たちが参加し、革新的なデザインが展開されています。
このSphereプロジェクトは、持続可能で自由な生活を実現するための大きな一歩となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
セレンディクス・パートナーズ株式会社
- 住所
- 兵庫県西宮市甲陽園目神山町1番1号
- 電話番号
-
078-891-8733