新学長に木越教授
2025-12-05 17:52:54

大谷大学の新学長 木越康教授が激動の時代に挑む

大谷大学、新たな未来へ
大谷大学は12月5日、文学部教授である木越康氏を第30代学長に選任した。この選任は、教育分野での新たな展開を期待させる重要な一歩となる。木越氏は、62歳で今回の学長職に就くこととなったが、その経歴と研究は非常に印象深い。

木越康氏は1963年にカリフォルニア州バークレーで生まれ、大谷大学文学部の真宗学科を1985年に卒業後、同大学院の修士課程を経て、博士後期課程に進んだ。1990年に博士課程を満期退学し、以降は大谷大学で様々な教員職を務めてきた。特に2008年から2011年までの学生部長として、学生支援に関する取り組みでも評価されている。

さらに、木越氏は2016年から2022年まで大谷大学長を兼任し、その間に大学の発展に大きく寄与した。その後2022年にはカリフォルニア大学バークレー校で客員研究員として国際的経験を積み、2025年には仏教教育センター長に就任するなど、多岐にわたる活動を行ってきた。

彼の研究領域は真宗学や宗教学であり、特にキリスト教との対話的な研究にも力を入れている。著書としては、「正像末和讃を読む-悲泣にはじまる仏道-」や「ボランティアは親鸞の教えに反するのか-他力理解の相克-」などがあり、宗教教育とその理解に関して独自の視点を提供している。

木越氏はまた「東日本大震災大谷大学ボランティア有志」の代表を務め、被災地支援の活動に尽力している。これは、教育機関としての社会的責任を果たす一環として評価され、高い社会的意識を持っていることが伺える。

木越氏が学長に就任する2026年4月から2023年3月31日までの任期中、どのような新たな試みや課題に挑むのか、期待が高まる。彼のリーダーシップが、大谷大学の未来をどう切り拓くのか、注目していきたい。

地域と共に、学びの場を創造する
大谷大学は、その歴史的背景を持ちながらも常に新しい挑戦を続けている。木越氏のリーダーシップの下、地域との連携を強化し、更なる発展を目指す動きが予想される。

キリスト教と真宗の対話は、単なる学問に留まらず、地域や国際社会との架け橋ともなり得る。木越氏はその接点を築く中で、より多くの学生が人間教育と仏教教育の重要性を理解し、実践することを励まさなければならない。

今後、木越康学長の舵取りによって、どのような新しい価値が創造されていくのか、大学生や地域住民にとっても楽しみな未来が待っている。彼がどのように学生と教職員、また地域とパートナーシップを築いていくのか、我々も引き続き関心を寄せていきたい。

この新たなリーダーシップの下、大谷大学はさらなる教育の質の向上や社会貢献を果たすために大きな一歩を踏み出すこととなるだろう。


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学校法人真宗大谷学園 大谷大学
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