株式会社ElevationSpace、宇宙戦略基金事業に参画
株式会社ElevationSpace(エレベーションスペース)は、宇宙戦略基金事業の第二期において、「有人宇宙輸送システムにおける安全確保の基盤技術」に関する技術開発に連携機関として参加することを発表しました。このプロジェクトは、日本の宇宙開発における重要な一歩であり、有人輸送事業のミッションを支える革新的な技術が求められています。
大気圏再突入カプセルとの関連
ElevationSpaceは、自社の大気圏再突入カプセルを活用し、技術開発に注力します。このプロジェクトの中には、ロケット打上げ時の異常発生時に搭乗員の安全を確保するために必要な、異常検知機能と離脱機能の検証が含まれます。
- - 異常検知機能:ロケット搭載のままで安全確保が困難である場合、異常を早期に検知し、搭乗部をロケットから分離する指示を出すシステム。
- - 離脱機能:異常検知からの指示を受け、安全域に搭乗部を離脱させる機能。
これらの技術は、有人宇宙輸送サービスの安全性を高めるための基盤を形成します。
宇宙戦略基金事業の目標
この取り組みは、NeSTRA(次世代宇宙システム技術研究組合)と協業し、展開型エアロシェル技術の実証と火星着陸機への適用を進めるプロジェクトとも連携しています。2028年度までの技術開発の目標は、以下の通りです。
1.
運用相当環境における基盤技術の確立: ロケット搭載用の与圧キャビンの生命維持や環境制御機能の検証。
2.
ロケット搭載用安全システムの構築: 異常発生時の安全確保のための機能を実験室で確認し実効性を評価。
ElevationSpaceのビジョン
CEOの小林稜平氏は、「有人宇宙活動が加速する中、日本の有人輸送能力の確立は、宇宙開発の自立性を高め国際競争力を維持するために極めて重要な挑戦である」と述べました。また、安全退避技術は、宇宙社会の構築に不可欠な技術として位置づけています。
採用の強化
ElevationSpaceは今後の事業展開に向けて、各地域でのエンジニア採用を強化しています。「宇宙で生活する世界を創る」というビジョンに共感される方々の応募を歓迎しています。公式採用ページには詳細情報が載っています。
会社概要
- - 会社名:株式会社ElevationSpace
- - 設立:2021年2月
- - 所在地:宮城県仙台市青葉区花京院2-1-65
- - 事業内容:宇宙環境利用・回収プラットフォーム事業、有人拠点からの高頻度物資輸送事業、など
ElevationSpaceは、「軌道上のヒト・モノをつなぐ交通網を築く」というビジョンのもと、宇宙から地球への新しいサービスを提供することを目指しています。