シナモンAIの進化
2025-02-19 13:48:40

富士通との協業で進化するシナモンAIの新たな生成AIソリューション

シナモンAIが提供する新たな生成AIソリューション



株式会社シナモン(以下、シナモンAI)は、2025年2月より、富士通株式会社の「Fujitsu Kozuchi Generative AI」に自社のAIプロダクト「Super RAG™」を組み込むことで、業務システム接続性を強化した新しい生成AIソリューションを提供することを発表しました。この連携により、企業はAPIを介して容易に既存の業務システムやデータベースと接続でき、迅速かつ正確なドキュメント処理が可能になると期待されています。

「Super RAG」の特長


「Super RAG」は、表や図などの複雑な非構造ドキュメントを大量に取り込むことができるマルチモーダル対応のAIプロダクトです。これによって、LLM(大規模言語モデル)を用いた高精度な回答生成が可能となります。一方、富士通の「Fujitsu Kozuchi Generative AI」は、業務システムとのシームレスな統合を可能にするWebGUIやWebAPI群を有しており、企業が保有するデータベースやアプリケーションとの接続を簡易化します。

この組み合わせにより、従来は活用が難しかったような複雑な表やチャート、手書き文書を瞬時に処理し、業務の自動化を大幅に進めることができるのです。

解決する課題


従来のRAG技術では、手書き文書やスキャンした画像、図表などの非構造化データを適切に処理することが困難でした。また、一般的なマルチモーダルLLMも近年非構造化データを扱えるようになっていますが、大量のデータを検索したり抽出したりする処理には限界がありました。

「Super RAG」と「Fujitsu Kozuchi Generative AI」を統合することで、企業内に蓄積された業務文書から迅速に知見を抽出し、AIによる業務改善ができます。特に、製造業や金融業界などの複雑なドキュメントを扱う分野ではその効果が顕著に現れます。例えば、金融業界の検証で「Super RAG」を用いた場合、過去の業務に関する質問へ90%以上の精度で回答を提供できると示されており、従来のRAGシステムの約40%に比べて大幅な改善が見られます。

さらなる業務効率化へ


シナモンAIは、富士通の「Fujitsu Kozuchi Generative AI」との連携を通じて、今後も様々な業界に対して高度なAIソリューションを提供し続ける方針です。富士通のグローバルソリューションビジネスグループ本部長である宮田伸一氏は、シナモン社の技術を高く評価し、非構造文書の解析や活用における課題解決に期待を寄せています。

さらに、シナモンAIの執行役員である家田佳明氏も、「Super RAG」を評価し、今後の業務のさらなる効率化と生産性向上が図られることに自信を持っています。

シナモンAIは、人工知能研究所をベトナムや国内に設立し、優秀なAI人材を育成するためのエコシステムを築いています。AI-OCRや自然言語処理、大規模言語モデル等を用いた技術資産の蓄積により、クライアントのビジネスをエンパワーするための最先端のAIプロダクトを開発し続けています。今後もシナモンAIは、今までにない新たな価値を提供し、企業や業界全体をより良い方向へと導いていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社シナモン
住所
東京都港区虎ノ門3-19-13 スピリットビル6F
電話番号
03-6807-4091

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