夏の特別展「旅人は東を目指す」
独立行政法人国立公文書館は、2023年7月17日から9月23日までの期間中、特別展「旅人は東を目指す-古典文学が描いた魅惑の東日本-」を開催します。この企画は、古代から中世にかけての日本の文学がどのように東日本を描写してきたのかを探求するものです。特に、東下りの旅を経た人々の足跡を中心に、多様な作品が展示されます。
展示内容と見どころ
この特別展では、訪れた人々が残した和歌や漢詩、物語、紀行文など、様々な文献を通じて彼らの旅路を語ります。特に注目すべきは『伊勢物語』です。この平安時代の古典は、主人公「昔男」が都を離れ東を目指す様子を描いており、彼の心情や景色が詩情豊かに表現されています。多くの人々が憧れを抱いたこの旅の情景は、彼らの心に刺さり、文学の一部として定着していきました。
【展示される主な作品】
- - 『伊勢物語』 とは、在原業平をモデルにした物語で、その中の「東下り」の章段において、主人公が故郷を離れ新たな世界に踏み出す姿が描かれています。
- - 『山家心中集』 は、晩年の西行による選歌集で、特に白河の関での和歌には彼の想いがしっかりと込められています。
- - 『芭蕉翁絵詞伝』 では、松尾芭蕉の生涯を絵画で表現した作品で、彼がかつて住んでいたとされる芭蕉庵や身近での旅の様子が描かれています。
展示解説会とギャラリートーク
この特別展では、展示の理解を深めるためにいくつかのイベントも用意されています。展示企画者による解説会やギャラリートークが行われ、訪れた人々が展示内容をより深く理解できる機会が提供されます。
展示解説会
- 第1回: 7月30日(木)
- 第2回: 8月4日(火)
- 第3回: 9月16日(水)
- - 場所: 国立公文書館東京本館4階会議室
- - 参加費: 無料(事前申し込みが必要)
夜間ギャラリートーク
- 第1回: 7月31日(金)
- 第2回: 8月21日(金)
- 第3回: 9月11日(金)
- - 場所: 国立公文書館東京本館1階展示ホール
- - 参加費: 無料(事前申し込み不要)
訪問のすすめ
この特別展は入場無料で、予約も不要なため、気軽に立ち寄ることができます。金曜は午後8時まで開館している日もあり、仕事帰りやお出かけの後に訪れるのにも最適です。また、古典文学の中に秘められた旅人たちの夢や憧れを感じる貴重なチャンスです。
開催概要
- - 開催期間: 2023年7月17日~9月23日(祝日のみの休館あり)
- - 開催場所: 国立公文書館東京本館展示ホール(東京都千代田区北の丸公園3-2)
- - アクセス: 東京メトロ東西線竹橋駅より徒歩5分
訪問を通じて、古の旅人たちの心情に触れてみてはいかがでしょうか。詳細な情報は国立公文書館の公式HPで確認することができます。あなたの訪問を心よりお待ちしております。