福島に新型自販機
2015-11-13 17:06:11
災害時の電力供給を強化する新型自販機が福島に登場!
福島初の災害対策自販機登場
2016年1月より、福島県内に大容量発電が可能な燃料電池を搭載した自動販売機の設置が始まります。このプロジェクトは、株式会社巽中央経營研究所(東京都中央区銀座)と一般社団法人東北再生可能エネルギー協会(宮城県仙台市)が共同で行っており、災害時における電力供給の確保を目的としています。
マグネシウム空気電池とは?
今回採用されるマグネシウム空気電池は、非常に高い電流量を持ち、12Aの出力で最大72時間連続稼働できる点が特徴です。これにより、これまでのバッテリーではサポートできなかったテレビやパソコン、通信機器なども同時に稼働できる可能性が生まれました。さらに、この電池は通常、環境に優しいマグネシウムと空気を使用するため、環境負荷がほとんどなく、持続可能なエネルギーとして非常に注目されています。
特徴と期待される効果
災害時に避難所などにおいてこの自販機が設置されると、停電時であってもパソコンや複数の携帯電話、テレビを利用し続けられるため、避難生活の利便性が大きく向上します。停電が起きてから3日間のライフラインの確保が求められる避難所にとって、最高の環境を提供する手段にもなります。
展示イベントについて
この新しい自販機兼燃料電池の試作モデルは、11月14日(土)と15日(日)に東京都江東区で開催される「国立研究開発法人 産業技術総合研究所臨海副都心センター一般公開」にて展示される予定です。多くの方々がこの新技術に触れることができる良い機会となります。
プロジェクトの規模と今後の展開
初めに福島県内で100台を導入し、その後段階的に設置地域や対象施設を増やしていく計画です。最終的には年間3,000台の導入を目指し、2017年には生産体制を確立して10,000台を生産することが目指されています。この技術は、福島県の避難所以外にも拡大することが検討されています。
結論
このプロジェクトは、震災からの復興を目指す福島県にとって重要な一歩となることでしょう。また、今日の新技術が将来の安定した災害対策に大きく寄与することが期待されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社巽中央経営研究所
- 住所
- 東京都中央区銀座一丁目8番2号
- 電話番号
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