リユースと法律手続きを一括サポートする新拠点、きづきアセットとバリュエンスジャパンの業務提携

リユースと法律手続きを一括サポートする新拠点

きづきアセット株式会社が、リユース専門のバリュエンスジャパン株式会社と業務提携を結んだことを発表しました。この提携は、遺言や相続のコンサルティングサービスと、バリュエンスジャパンのリユース事業を融合させるもので、大変注目されています。

提携の目的と背景

日本は高齢化社会が進行しており、核家族化も影響して、相続や生前整理といったテーマが多くの人にとって切実な課題となっています。特に、富裕層の間では「断捨離」や円滑な資産承継に大きな関心が寄せられています。その一方で、相続が発生すると、遺族にとって「遺品整理」が精神的、時間的な負担となることも少なくありません。これまで価値を見極められずに廃棄される遺品が多く、きづきアセットはその解決策を模索していました。

提携を担当するきづきアセットは、「健全な資産形成を通じて豊かなライフスタイルの実現に貢献する」というミッションを持ち、相続手続きなどのサービスを提供しています。バリュエンスジャパンとの提携により、資産の価値を見極める専門家と協力することで、この分野の課題解決と顧客満足度の向上を目指しています。

ワンストップサービスの実現

新たに整った協力体制では、きづきアセットの顧客は相続や生前整理に関するすべての相談を一ヶ所で完結することができます。具体的には、「きづき行政書士法人」が遺言書作成や相続手続きをサポートし、きづきアセットの担当者が金融資産や不動産のコンサルティングを行います。それに加えて、バリュエンスによる遺品や実物資産の査定、売却サービスが含まれるので、顧客には様々な専門家に連絡する必要がなくなるのです。

このワンストップサービスは、法務から実物資産までをシームレスに支援し、顧客が手間から解放されることを目的としています。

価値の最大化とサステナビリティ

バリュエンスジャパンの査定士、通称バリューデザイナーの専門性は非常に高く、骨董品、貴金属、ブランド品などの価値を適切に見極めます。これは単なる処分ではなく、その資産に込められた歴史やストーリーを新たな担い手へと承継させる行為です。このプロセスは、廃棄物の削減にも寄与し、持続可能なサーキュラーエコノミー（循環型経済）の実現にもつながります。

また、この新しいサービスは相続発生後だけでなく、「生前整理（断捨離）」にも対応しており、顧客自身の意思で資産を整理し、その価値を次代に繋ぐポジティブな「終活」を支援します。

企業概要

- きづきアセット株式会社: 2023年に設立、東京都中央区に本社を構える独立系ファイナンシャル・アドバイザー法人。資産運用アドバイスから不動産、相続など幅広く対応。
- バリュエンスジャパン株式会社: 2019年設立、ブランド品や貴金属の買取販売を行っている企業であり、東証グロース市場に上場しているバリュエンスホールディングスのグループ会社です。

この提携によって、今後のリユース市場がどのように進化していくのか、そして顧客へのサービスがどのように進展していくのか、注目が集まります。