デジタルダイナミック、地方分散型データセンター構築へ向けて新たな一歩

デジタルダイナミック株式会社の新たな挑戦

デジタルダイナミック株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：根来実）が、この度総務省の補助事業に採択され、鹿児島県薩摩川内市に生成AIに最適化された分散型AIデータセンターの構築を開始することが決まりました。このプロジェクトは、デジタルインフラの地方分散を支援し、レイテンシの低減や大規模災害時のリスクを軽減することを目指しています。

デジタルインフラ強靭化の必要性

近年、生成AI技術の進化に伴い、その基盤であるGPUサーバーの需要が急増しています。しかし、多くのデータセンターが東京都心などに集中しているため、災害時などに通信が途絶えるリスクが懸念されています。デジタルダイナミックは、これを解決するために地方でのデータセンター設立に取り組むことにしました。新たな分散型データセンターは、日本全体のデジタルインフラの強靭化に寄与することが期待されています。

鹿児島県薩摩川内市でのプロジェクト

新しいデータセンターは、特に高密度なGPUサーバー設置に最適化された設計となっています。これにより、国内で急増する生成AI関連の計算需要に対応することが可能になります。また、このプロジェクトは、環境負荷の低減や地域雇用の創出、経済活性化にも寄与することを目的としています。

企業間の連携による効率的な運用

デジタルダイナミックは、さまざまな企業と連携してプロジェクトを推進しています。たとえば、株式会社イオレとの協力により最新のGPU製品の選定や評価を進めています。また、woodman株式会社と連携し、データセンターの構築に関する一括管理を行うことで、効率的な設計と設備調達を実現します。さらに、株式会社トゥモロー・ネットとの連携も進めており、GPUサーバーの保守や運用に関する体制を整えています。