四条通地下道でアートの競演!「Art Under the Shijo」
京都市では、四条繁栄会商店街振興組合や阪急電鉄、そして市が共同で推進する「四条通地下道活性化推進会議」によって、第3回目となるアート展「Art Under the Shijo」が開催されます。このアート展は、地下道の文化的活用を通じて訪問者に新しい体験を提供することを目的としています。
アート展の概要
本展では、京都の大学でアートやデザインを学んでいる学生グループ6組が選ばれ、それぞれの感性を活かした作品を地下道の壁や柱に展示します。 地下道の区間は、12番出口と13番出口の間の約72メートルで、この独特の空間が彼らの創造力によって豊かに彩られます。
参加する学生グループと作品の紹介
サークル・サークル(京都市立芸術大学)
作品名:an atmospheric window
鴨川などの水辺の自然をテーマにしており、淡くおぼろげなイメージをドット化で表現しています。
tumugu(京都美術工芸大学)
作品名:Knit Kyoto
伝統的な西陣織と、地下道の人の往来をイメージした模様を組み合わせ、タペストリーのように壁に装飾しました。
もぐもぐ探検隊(同志社女子大学)
作品名:もぐって発見!京の地下探検
「もぐら」をテーマに京野菜の魅力を伝え、楽しい空間を演出しています。
なまけもの同盟(京都女子大学)
作品名:今昔動物絵巻
鳥獣戯画をモチーフにした絵巻で、京都の名所や祭りを背景に小学生の描いた動物の絵を組み合わせています。
ぱんのこ(京都女子大学)
作品名:DOT×DOT ―多様性を可視化する―
「どこからきて、どこへいくのか」をテーマに、参加者が行き来する場所を地図で示す参加型の展示です。
YuYuYou(嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学)
作品名:ウインドー京散歩
電車の窓から見える風景を描き、嵐山の中のキャラクターを加えたユニークな作品です。
開催期間と場所
展覧会は令和7年11月5日(水)から12月21日(日)まで行われます。地下道の12番出口から13番出口までの間が、アートの舞台となります。この機会にぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。展示終了後は、順次作品の撤収も行われるので、お見逃しなく。
感謝状贈呈式
アート展の一環として、11月7日(金)には感謝状贈呈式が開催されます。この式では、学生たちへの感謝状の贈呈と審査員の講評も行われ、学生たちの成果を讃える貴重な場となります。
おわりに
「Art Under the Shijo」は、アートを通じて地域の活性化を目指す素晴らしい試みです。京の地下道で多様な才能を誇る学生たちの作品を、ぜひ直接目にしてください。新しい視点で文化とアートを楽しむこの機会を、逃さないようにしましょう!