年末年始の予定なし
2025-12-25 11:45:36

年末年始の予定は「予定なし」が6割!帰省や忘年会参加意欲も低下傾向

年末年始の予定は「予定なし」が60.2% 増加中



株式会社インテージが行った2023年の調査によると、今年の年末年始に「旅行や帰省の予定がない」と答えた人は60.2%に達し、前年から3.8ポイントの増加を見せました。この状況は、物価の高騰が影響を及ぼし、クリスマスやハロウィンの調査でも同様の傾向が見られています。

帰省状況の変化



特に注目すべきは、実家への帰省の減少です。ここ2年で全体的に4.1ポイント減少し、実際には14.4%にまで落ち込んでいます。年代別に見ると、60代を除く全ての年代で帰省率が低下しており、特に20代から50代では顕著です。特に、子育て世代に属する30代では、前年からの減少幅が10ポイントにも達しています。物価高が家庭の経済状況に影響を与えている様子が伺えます。

国内旅行とその予算



年末年始の国内旅行と帰省にかける予算は、去年と比べて微増の47,871円でしたが、旅行にかける総額は前年比128%に達したものの、その後は103%というわずかな増加に留まっています。これは、宿泊料金の高騰を背景にしての話で、実際には旅行の出費が増えている現状も反映されています。

お金の使い道と節約事情



年末年始を迎えるにあたり、どこでお金を節約しようと考えているのでしょうか。調査結果によると、最も削減されやすい項目は「年賀状」で、10.2%の人がその費用をカットすると回答しています。昨年の数字からも、年賀状の送付を控える人が増加中であり、2024年の値上げを考慮する人も多いようです。

2位以下には、「福袋や初売りなどの買い物」(6.9%)や「外食」(5.2%)が並んでおり、必要な支出に絞る傾向が現れています。

職場のイベント参加意向



さて、職場での忘年会や新年会についてはどうでしょうか。「参加したい」と回答した人は38.3%に対し、「参加したくない」は61.7%で大きく上回りました。特に参加意向が高いのは60代以降ですが、20代の参加希望者も39.8%と少なくありません。これは、コロナ禍を経てリアルな人との関わりを求める傾向が強まっている可能性が考えられます。

2024年の展望



今年の年末年始は、物価高の影響がさらに色濃く表れています。旅行や帰省をする予定が減少している中で、経済的な理由から年賀状をやめ、会食などの公私にわたるイベントに参加しない傾向が見受けられます。2024年以降の年末年始も、これらの動向が続くのか注目が集まります。

全体として、年末年始が以前よりも静かに過ぎ去る可能性が高いことがデータから明らかになりました。


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会社情報

会社名
株式会社インテージ
住所
東京都千代田区神田練塀町3番地 インテージ秋葉原ビル
電話番号
03-5294-0111

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