水族館アトアに新しく仲間入りするアメリカビーバー
神戸市中央区にあるAQUARIUM×ART átoa(以下、アトア)で、新たにアメリカビーバーの展示がスタートします。今回加わるのは、高知県立のいち動物公園で生まれたオスのビーバーです。展示開始は2025年3月14日を予定していますが、生き物の健康状態により変更される場合もあります。
ビーバーは、カピバラと同じ齧歯目に属し、水辺での生活に特化した体つきを持っています。アトアでは、隣の水槽で暮らすカピバラとの違いを展示しているため、ぜひ見比べてみてください。ビーバーは、遊泳する際に使う大きなオール型の尾やしっかりとした水かきを持っており、これは水中生活に適応した特徴です。さらに、陸上ではそのずんぐりむっくりした姿が魅力的で、前足を使って器用に餌を食べる姿も観察できる予定です。
新しいアトラクションの背景
実は、このビーバーが展示されるのは以前フンボルトペンギンがいた水槽です。ペンギンたちは、間接的な感染症である「高病原性鳥インフルエンザ」の影響を受けやすく、最近では感染対策が必要になる期間が長くなっています。そのため、ペンギンたちをより安全な環境に集めるため、ビーバーを新たに搬入することにしました。これにより、より充実した展示を提供できるようになります。
新しい仲間のアメリカビーバーは、4階SKYSHOREの新たなアイドルとなるでしょう。ぜひ皆様も、アトアに訪れてその姿を見に来てください!
アメリカビーバーの特性
アメリカビーバーは、北アメリカに広く分布し、カピバラやヨーロッパビーバーに次ぐ大きさの齧歯類です。彼らは最大60cmの直径の木を前歯で容易に切り倒し、木や泥を使ってダムを作ります。このダムによってできた池には巣が構えられ、出入口は水中にあるため、外敵の侵入を防ぐことができます。さらに、彼らの尾は舵の役割を果たし、仲間に危険を知らせたり、外敵を驚かせたりする重要な道具でもあります。
展示に関する基本情報
最後に、アトアについての基本情報をお伝えします。アトアは、兵庫県神戸市中央区新港町に位置し、ホームページ(
atoa-kobe.jp)からも詳細を確認できます。入場料は大人(中学生以上)2,600円、小学生1,500円、幼児(3歳以上)500円で、3歳未満は無料です。特定日により営業時間や料金が変わることもあるため、来場前に確認しておくことをおすすめします。再入場はできないので、滞在時間には余裕を持って訪れてください。
これから仲間に加わるアメリカビーバーを訪れてみる貴重な機会をお見逃しなく!