介護業界の人材問題
2022-07-28 11:00:11

介護業界の人材不足に対する経営者の実態調査と新たな解決策

介護業界の人材不足に対する経営者の実態調査



2022年6月、株式会社IDEATECHは介護施設の経営者や施設長、管理者を対象に人材マネジメントに関する調査を実施しました。この調査により、介護業界が抱える深刻な人材不足の実態と、経営者たちがどのようにこの問題に取り組んでいるのかが明らかになりました。

調査の概要


調査はインターネットを通じて行われ、109名の介護施設の責任者から有効回答を得ました。その結果、介護職員の人材マネジメントに対する課題感は非常に高いことが確認され、約88.1%の経営者が何らかの問題を感じています。特に、54.2%が「何度もある」と答え、33.9%が「ややある」としており、多くの経営者がこの問題の深刻さを実感しています。

主な課題


人材マネジメントに関する具体的な課題としては、81.2%が「人材不足・採用活動の負担が大きい」とし、他には「従業員の病欠に対応できるシフトが組めない」(57.3%)や「資格保有者の不足」(38.5%)も挙げられました。特に「人材不足」は介護施設経営において最も深刻な問題として浮き彫りになっています。

経営者たちの声


自由回答でも多くの経営者が「優秀な人材が辞めていく」、「急な休み対応に人手が足りない」といった具体的な課題を訴えています。このような実情から人材の確保が容易にはいかない現状が伺えます。

採用の難しさ


次に、採用活動の難しさについても調査しました。即戦力となる人材を見つけられないという回答が64.1%を占め、応募者の少なさや勤務時間の問題も大きな障害とされています。これに対して、経営者たちは様々な媒体を通じて採用強化に取り組んでいるものの、実際の成果が上がるには時間がかかっているという声もあがっています。

新たな解決策の模索


人材派遣の利用も進められていますが、コストの高さや急な欠員への迅速な対応の難しさが課題として指摘されており、今後はよりフレキシブルな採用方法が求められるでしょう。

採用プラットフォーム「カイスケ」

そこで新たに注目を集めているのが、「カイスケ」と呼ばれる介護職の採用プラットフォームです。このサービスは有資格者を1日単位で直接雇用することを可能にし、必要なときに依頼できる仕組みを提供しています。これにより、経営者が抱える人材不足とコスト問題の解決に寄与することが期待されています。

おわりに


調査の結果、58%以上の経営者が「介護職人材の採用プラットフォーム」に対し「非常に興味がある」または「やや興味がある」と答えたことから、今後このような柔軟な働き方を提供するサービスが求められる時代が来るかもしれません。介護業界が直面する課題を解決するためには、革新的なアプローチが不可欠です。経営者とサービスプロバイダーが協力し合いながら、持続可能な解決策を模索していくことが求められています。

会社情報

会社名
プラス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス12階
電話番号

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