ADHD患者支援アプリ
2024-09-30 21:52:03

成年期ADHD患者への時間管理アプリ【みんチャレ】の効果が実証される

成年期ADHD患者を支援する新たな試み



エーテンラボ株式会社が提供する習慣化アプリ「みんチャレ」は、成年期ADHD(注意欠如多動症)を患う人々の時間管理において重要な役割を果たす可能性があるという研究結果が発表されました。この研究は、2022年7月から開始された成年期ADHD患者を対象にした集団認知行動療法(CBT)の効果を維持するための臨床試験の一環として行われたものです。

研究の概要



本研究では、ADHDに関連した時間管理スキルを向上させるための介入方法として「みんチャレ」が使用されました。このアプリでは、参加者は匿名の仲間とともにチームを作り、互いにサポートし合いながら目標達成に向けて取り組んでいきます。特に、グループセッションで行っていた課題をアプリで継続することで、効果の維持を目的としています。

研究結果によれば、「みんチャレ」を使用することで、病院での対面CBTほどの急激な改善は見られなかったものの、利用開始から10ヶ月後には集団CBTと同等の改善効果が得られることが示されました。特に、ADHDの不注意や記憶に関する問題を測定するCAARS A SCOREにおいて、患者たちの症状が緩やかに改善していくことが確認されました。

集団認知行動療法との併用



集団認知行動療法(CBT)は、患者が自らの認知や行動のパターンを見直し、問題解決能力を高めるためのアプローチです。肥前精神医療センターで行われたこの研究では、参加者たちはグループ内で行動課題を設定し、実行した内容を互いに報告し合い励まし合うことで、効果を共有しています。この方法は、6ヶ月後まで効果が持続したものの、5年後には元の状態に戻ってしまう結果も見られました。

そのため、アプリを通じての継続的な支援が期待されています。特に、ADHDは長期的な支援が求められる疾患であり、みんチャレのようなデジタルサポートがその役割を担うことができるのです。

みんチャレの特徴



みんチャレは、特にグループでの取り組みを重視したアプリで、同じ目標を持つ5名の匿名参加者が一緒に励まし合いながら進めます。利用者は、勉強やダイエット、運動など多岐にわたるプロジェクトに取り組んでおり、開始以来すでに3290名以上がADHDに関連するチームに参加。このアプリの利点は、競争心を刺激し合いながら、楽しんで習慣化を促進できる点にあります。

また、みんチャレは月額500円、年間プランは4780円と手頃な価格で提供されており、様々な目標に取り組む際のデジタルツールとして注目されています。

まとめ



「みんチャレ」が成年期ADHD患者における時間管理を効果的にサポートする手段として機能していることが確認された今回の研究は、今後のADHD療法におけるデジタル技術の重要性を示唆しています。今後もこうした取り組みが進化し、さらなる効果的支援が展開されることが期待されます。


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会社情報

会社名
エーテンラボ株式会社
住所
東京都中央区日本橋二丁目1番17号丹生ビル2階
電話番号
03-5422-8396

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