アートの新しい風、『SICF Fukuoka』の誕生
福岡の天神にある『ONE FUKUOKA BLDG.』が、2026年9月に初となる『SICF Fukuoka』を開催することが決まりました。このイベントは、東京の複合文化施設SPIRAL(スパイラル)を運営する株式会社ワコールアートセンターとの共創プログラムによって実現します。これにより、福岡のアートシーンが新たな息吹を得ることが期待されています。
『SICF』(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、若手クリエイターの発掘と育成を目的に掲げ、公募によって選ばれた新進気鋭のアーティストたちが集結し、絵画、立体、インスタレーション、メディアアートなど多彩なジャンルの作品を発表する機会を提供します。
創造交差点を目指すワンビル
ワンビルは、天神の中心で人々が交わり、新たな価値が生まれる“創造交差点”としての役割を果たすことを目指しています。日常的にアートに触れることができる環境を整え、地域の文化価値を高めるための取り組みが進められています。また、国内アートシーンの中心的な存在であるSPIRALとの協働により、福岡から新たなアートの波を築き上げていくことが期待されています。
ジャンルに縛られず、自由な表現を
『SICF Fukuoka』は、ジャンルや年齢にとらわれず、幅広いアーティストが参加するイベント。このフェスティバルでは、出展者が選ばれ、優れた作品には賞が授与される仕組みが設けられています。
イベント詳細
- - 名称: SICF Fukuoka(エス・アイ・シー・エフ フクオカ)
- - 会場: 6F ONE FUKUOKA CONFERENCE HALL
- - 会期: 2026年9月19日(土)~9月22日(火・祝)
- - クリエイター募集期間: 2026年2月17日(火)〜6月11日(木)
また、グランプリ受賞者にはワンビルでの作品発表の機会が与えられるほか、準グランプリ受賞者には次年度における受賞者展への出展権が付与されます。各賞の選出には、アーティストやキュレーターが関与し、多様な視点から評価が行われます。
日本とアジアをつなげるアートの架け橋
このイベントは国内外のアーティストたちとの交流を促進し、中国や韓国、台湾などアジア圏の若手アーティストとの連携も視野に入れています。『SICF Fukuoka』を通じて、新しい才能が国境を超えた活躍の場を見出し、福岡からアジアのアートシーンを盛り上げていくことが期待されています。
地域の草の根的なアート活動が、国際的な文脈で発展する可能性を秘めたこの新しい祭典。どのようなクリエイターたちが集うのか、その動向から目が離せません。
今後、応募方法や詳細なプログラムについては随時発表される予定ですので、ぜひメディアや公式情報をチェックして、福岡の新たなアートの祭典を楽しみにしていてください。