IHIと東芝が共催、第4回LGBTQ+アライカンファレンス開催
2023年、IHIは株式会社東芝と共に第4回「LGBTQ+ アライカンファレンス」を開催しました。このカンファレンスは、両社がこれまでに積み重ねてきたLGBTQ+への取り組みを共有し、知識を深めるために行われました。参加者は約400名で、多様性に富んだ意見が交わされました。
カンファレンスの目的
このイベントは、社員が自分らしく働ける職場環境を作ることを目指しています。LGBTQ+当事者やその支援者(アライ)、またこのテーマに関心を持つ社員が集い、当事者の経験を聞くことで支援者がどのように行動すべきか考える重要な場となっています。IHIは2022年度からこの活動を継続しており、過去3回の開催を経て、今回初めて東芝と共同で実施しました。
知識の共有と意見交換
カンファレンスでは、「SOGI」や「アウティング」といった基礎知識が再確認され、両社の具体的な支援活動の紹介が行われました。また、パネルディスカッションも行い、LGBTQ+当事者の東芝の社員と支援者代表であるIHIの社員が登壇し、参加者との意見交換が行われました。
登壇者の一人である東芝の齊藤勇一さんは、自身の経験を通じて、支援者との対話の重要性を強調しました。一方、IHIの後藤さおりさんは、アライとしての役割について自身の考えを述べました。
参加者の反応
参加者からは「アライであることを示す『チラ見せアライ』が当事者の支えになると知り、今後も続けていこうと思った」という声や、「他社とのコラボで考え方の幅が広がり、新しい発見があった」といった感想が寄せられました。カンファレンスを通じ、多様な立場を理解することの難しさと重要性について、新たな気づきを得る場となりました。
IHIの今後の取り組み
IHIは、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)のさらなる推進に向けて、社外との連携による学びの場を引き続き作っていきます。また、得られた知見を教育や情報発信に活かし、すべての社員が安心して働ける職場文化の形成に向けた取り組みを続けていく考えです。
多様な価値観や背景を持つ社員が集まる中、今後もLGBTQ+に関する理解を深め、支援の輪を広げていくことが期待されています。これにより、企業としてもより良い職場環境の実現に向けて前進していきます。