親の介護と仕事の両立
2024-09-11 12:20:27

親の介護に対する不安と離職の実態、MS-Japanの調査結果から見えてきたこと

親の介護に関する実態調査の概要と結果



株式会社MS-Japanが実施した「親の介護」に関する実態調査によれば、約21.6%の人が実際に親の介護を経験していることが分かりました。特に50代以上の世代では、その割合が約3人に1人に達しています。敬老の日を前に公開されたこの調査結果は、介護を抱える多くの人々の実情と不安を明らかにしています。

93.5%が介護への不安を抱える


調査結果によると、親の介護に対する不安を感じている人は93.5%に達し、その主な理由として「仕事との両立」や「精神的な疲労」が上げられています。特に、精神的な疲労は50.7%の回答者が感じており、介護と仕事の両立が多くの人にとって大きな課題であることが浮き彫りになりました。経済的な不安については58.3%が懸念しており、その影響がますます深刻になっていると言えるでしょう。

男女別の意識では、男性は「仕事との両立」への不安を多く感じており、女性は「精神的な疲労」に対する懸念が強いことが分かります。特に、女性は介護に関する情報収集やケアの方法への不安を強く感じていることが調査によって示されています。

介護の負担感


実際に介護を行った方々からの回答では、「精神的な疲労」が最も大きな負担であることが明らかになりました。この結果は、介護に対する不安や実際の経験からくる負担が必ずしも一致しないことを示唆しており、今後の支援策の必要性も感じさせられます。

多くの方が介護に対して感じる負担は、具体的には家族のケアや施設探し、介護認定の手続きの遅れなど、思っている以上に多岐にわたることが報告されています。

離職や働き方の変更の実態


また、親の介護を理由に離職や働き方を変更した経験がある人は、全体で35.6%に達しました。特に女性は57.9%がこのような経験をしており、男性の30.9%とは大きな差があります。これは、家庭や仕事の両立において女性が直面している困難を浮き彫りにしています。

働き方を見直した人も19.4%に上り、勤務形態を調整したり、時短勤務を行ったりするなど、自身のライフスタイルを変えて介護に対応しようとする努力が見られます。これは、企業側にも意識の改革を求める声が高まる要因となるでしょう。

結論


この調査結果は、親の介護を経験する人々の不安と実情を浮き彫りにするものであり、今後ますます重要になる課題です。家庭内での介護を支援するために、企業側もフレキシブルな働き方やサポート制度の整備が必要とされています。これからも、介護と仕事の両立に向けた取り組みが重要になるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社MS-Japan
住所
東京都千代田区富士見2-10-2飯田橋グラン・ブルーム4F
電話番号
03-3239-7373

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