Wi-Fi 7対応ルーターが受賞
今回、メルコホールディングス傘下のバッファローが製造した「WXR18000BE10P」が「ジャパンマニュアルアワード2024」で奨励賞を受賞しました。この受賞は、バッファローが誇るWi-Fi 7対応トライバンドルーターにおけるユーザーサポートの質が高く評価された結果です。
受賞経緯と評価ポイント
バッファローはこれまでにも多くの賞を受賞しており、特にマニュアルの質においては優秀な実績を持っています。2019年以降、年間受賞を続け、2024年もその流れが続いています。評価されたポイントは以下の通りです。
セットアップガイドの工夫により、ユーザーがスムーズにマニュアルを読み進められる構成になっています。
限られたスペース内での文書表記において、免責文が明朗で見やすく工夫されている点が評価されました。
アンテナ向きを理解するために、大きなイラストとフォントが使用されており、視認性に配慮されています。
機能の概要や設定手順が簡潔に表記されており、手順番号も大きく示されているため、使いやすさが際立っています。
WXR18000BE10Pの特徴
「WXR18000BE10P」はトライバンドWi-Fiルーターで、新たにWi-Fi 7に対応しています。1.8GHzのクアッドコアCPUを搭載し、以下の条件で高速通信が実現されています。
- - 6GHz帯: 最大11529Mbps(理論値)
- - 5GHz帯: 最大5764Mbps(理論値)
- - 2.4GHz帯: 最大688Mbps(理論値)
これにより、どの帯域でも快適にインターネットを利用することが可能です。また、MLO機能(Multi-Link Operation)により、複数の周波数を同時に使用できるため、安定した通信環境を提供します。特に、ゲームや高画質動画視聴といった要求の高い利用シーンにおいてその力を発揮します。
10Gbpsの有線LAN対応
有線LANのポートは最大10Gbpsに対応しており、これにより10G光インターネット回線を利用する際のパフォーマンスも最大化されます。ただし、10GbEに対応しているLANポートは1ポートのみである点には注意が必要です。
日本のマニュアル評価の重要性
「ジャパンマニュアルアワード」は、日本国内で唯一、マニュアルを専門的に評価するイベントです。この取り組みによって、製品の使い方がより分かりやすくなることを目的としています。近年、このイベントはアジア諸国や欧米でも注目されており、マニュアルのクオリティ向上が求められる中、日本の企業が持つ技術力が再評価されています。
総論
バッファローの「WXR18000BE10P」は、技術だけでなく、その使いやすさや分かりやすさでも高い評価を得ていることが明らかになりました。これからも、同社の取り組みに注目していきたいと思います。