那須塩原市が市民主体の新クラブを発足！地域魅力の再発見と発信へ

那須塩原市、人をメディアにした新たな地域魅力発信

那須塩原市は、地域ブランドメッセージ「チャレンジing那須塩原」を掲げて、今後の地域振興において重要な一手を打ち出しました。それが、住民が中心となって地域の魅力を発見し、発信することを目的とした「（仮称）なすしおばらサポーターズクラブ」の設立です。このクラブは、地域の活性化と住民の定住促進を目的に、平成29年度から本格的に運営される予定です。

市民の手による地域の魅力発信

このクラブの設立背景には、住民自身が地域の魅力を知っていることが、外部へのPRにおいてもより効果的であるとの考えがあります。これまでのプロモーションは、外部のメディアや専門家に頼ることが多かったのですが、今後は地域に住む人たち自身がその魅力を伝えることで、よりターゲット層に響く情報発信を目指します。

魅力創出事業の具体的な取り組み

那須塩原市では、今年の12月から翌年の3月にかけて「那須塩原市魅力創出事業」を実施します。この事業では、NPO法人「なすしおばらまちづくりプロジェクト」が運営を担当し、地域の魅力を体験できるツアーやカンファレンスが行われます。具体的には、出身者を対象とした同窓会や若者向けのワークショップ、親子向けの料理体験など多様なプログラムが用意されています。

1. 魅力体験ツアー: 首都圏に住む本市出身者を招き、同窓会スタイルのイベントを開催予定です。地元の魅力を再確認し、Uターンの成功事例を聞くことができる貴重な機会です。
- 募集人数: 約80名（首都圏から20名、地元から60名）
- 費用: 一部自己負担

2. 魅力発掘カンファレンス: 市民や専門家を招いて地域の魅力を見出すためのワークショップを行います。ここではクラブの名称や会員証のデザインの決定も行われ、「オール那須塩原」の魅力発信に向けたアイデアが議論されます。

地域創生に向けた取り組みへの期待

那須塩原市のこの新しい取り組みは、地域活性化に向けた一歩として、多くの市民の参加と関与を促すことが期待されています。また、住民の声を基にした発信が地域の新たな魅力を引き出すことに繋がるでしょう。市民が自らの町を愛し、その魅力を伝え合うことで、より豊かな地域社会が形成されることを願っています。これからの那須塩原市の動きに注目が集まります。