ペットのがん治療を救う試みが始まった
2020年12月11日、犬や猫のがん治療を目指す新たなベンチャーのクラウドファンディングがREADY FOR株式会社にて始まりました。このプロジェクトは、愛するペットががんに苦しむ現状を打破し、革新的な治療法を提供することを目指しています。目標金額は100万円、現在までにその40%が達成されていますが、残り期間は約1ヶ月。支援を募っています。
ペットにも存在するがんの現実
犬や猫も病に苦しむことがあります。その中で、がんは特に深刻な問題です。実際、犬と猫の死亡原因の第一位はがんであり、罹患する確率は約半数と言われています。とはいえ、現在のがん治療技術は人間と比べるとまだ発展途上です。特に、悪性度の高いがんに対する効果的な治療法は確立されていないのが現状です。これは研究開発の資金、研究者の不足、そして病態を再現するモデルが不足していることが要因の一つです。
新たな「ハイブリッドな病理診断」の挑戦
このような背景を考慮し、プロジェクトでは「ハイブリッド病理診断会社」を設立し、がんの確実な診断と治療への道を切り開くことを目指しています。従来の病理診断から一歩進んだアプローチとして、3次元培養法を用いた解析を行い、がん治療に必要な情報を直接的に提供することを目的としています。この新たな会社の創始は、獣医療業界での犬猫のがん克服に向けた取り組みを広げ、飼い主の方々にがんについての正しい理解を深めるきっかけになることを願っています。
クラウドファンディングの詳細
このプロジェクトは、2020年12月11日から2021年1月25日までの期間で展開されており、集まった資金は若いベンチャーの創業資金や研究費用に使われます。リターン内容には、支援額に応じた多彩な特典が備えられています。
1.
5000円/1万円支援コース では、オリジナルイラスト入りのお礼状、プロジェクトホームページへの名前掲載(希望者のみ)。
2.
3万円支援コース では、オリジナルキャラクター入りのマグカップを選べます。
3.
5万円支援コース では、オリジナルロゴ入りのTシャツをもらえます。
4.
10万円支援コース では、犬猫の健康相談会に参加することができます。
支援を希望される方は、
こちらのリンクからご確認ください。
プロジェクトを牽引する実行者
このプロジェクトの代表は、山本晴エアデックmini。彼は、2012年に共立女子高等学校を卒業後、2018年に東京農工大学の農学部で共同獣医学科を修了され、獣医師免許を取得しました。また、現在は東京農工大学の博士課程に在籍し、都内の動物病院で勤務されています。彼の情熱と専門知識が、このプロジェクトの成功に向けた大きな原動力となるでしょう。
飼い主の皆様が愛するペットのために、ぜひご支援をお願いいたします。