Noko-Tanがオープン
2021-06-21 15:04:58

愛知県一宮市に誕生した新しい空間「Noko-Tan」

愛知県一宮市の新しいワークサロン「Noko-Tan」



愛知県一宮市の木曽川町に、7月に新しくオープンしたワークサロン「Noko-Tan(のこ譚)」。この場所はかつての「のこぎり屋根工場」をリノベーションしたもので、地域の歴史と文化を生かしながら、多様な作り手のための魅力的な空間を提供しています。

背景の物語


一宮市は、かつて繊維産業の中心地として知られていました。しかし、高度経済成長期に入ると、大量生産が行われるようになり、伝統的な繊維工場は姿を消していきました。その中で、古くからの「のこぎり屋根工場」は空き家となり、その存在感は薄れていきました。しかし、時代の変化に伴い、「Noko-Tan」という新たな挑戦が始まったのです。

この新しいワークサロンは、昔の工場の心地よい空間をそのまま感じられる場所として設計されました。特に高い天井と広々とした土間床は、さまざまな作業に対応できるよう工夫されています。口コミでも、昔の木製建具を再利用した内装が評価されており、ここでの作業がより快適に行えるようになっています。

Noko-Tanの魅力


1. 作り手に寄り添った設計


「Noko-Tan」の特徴は、個室がそれぞれ高い天井と広さを持ち、業種を問わずに利用できる点です。屋根に向かった北向きの窓からは自然光が入り、細やかな作業も捗ります。また、共用の水場やインターネット環境が整っており、作業環境の充実が図られています。

2. 使って楽しめる庭


「Noko-Tan」には、二つの庭があります。メインの「かくど広場」では、木陰でコーヒーを飲んだり、丘でリラックスしたりすることができます。さらに、エントランスの「かくどFLAT」では、工場時代のリヤカーを展示しています。このように、景観を楽しむだけでなく、作業の合間にリフレッシュできる場が提供されています。

3. つながりの場


「Noko-Tan」では、プライバシーを守りつつも、作り手同士の交流ができるため、アイディアを出し合ったりコラボレーションが生まれることも期待できます。シェアオフィスとしての魅力を最大限に引き出しています。

4. 新築された工場部分


特筆すべきは、新たに復元された「のこぎり屋根工場」です。一般的なリノベーションと異なり、無垢の木材を使用した新築部分があり、街の象徴が新たに息を吹き返しています。この新しい空間は、多くの人々に利用されることを目指しています。

オンラインとオフラインでの内覧会


「Noko-Tan」では、オープンを記念して内覧会を開催しました。オンライン内覧会は2021年6月25日に実施され、参加者は実際の空間を見学することができました。また、7月4日には完成見学会も行われ、事前予約制で多くの来場者を迎え入れました。

プロジェクトメンバーの紹介


「Noko-Tan」は多彩なプロジェクトメンバーによって運営されています。
  • - 設計: 一級建築士 宮坂英司氏が手掛けた美しい空間は、歴史を感じさせる特徴と新しさを融合させたものです。
  • - 作庭: 庭師 古川乾提氏によるデザインは、自然と調和した美しい庭が特徴です。
  • - 企画: 不動産プランナー 岸本千佳氏が、地域活性化に向けたコンセプトを作り上げています。

このように、「Noko-Tan」は地域の歴史、文化、そして作り手のための新しい空間として誕生しました。愛知県一宮市にお越しの際は、是非訪れてみてください。

会社情報

会社名
株式会社アッドスパイス
住所
京都府京都市上京区今出川通堀川東入飛鳥井町267-4 アッドスパイスビル3階
電話番号
075-205-4789

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