ビクセンの新たな挑戦
埼玉県所沢市に本社を構える光学機器メーカー、株式会社ビクセンが2025年4月15日(火)に新しいUSBモバイルバッテリー「PD12V」を発売します。この製品は、屋外での赤道儀式天体望遠鏡の使用に必須のバッテリーであるにもかかわらず、コンパクトなサイズを実現しています。
赤道儀に必須な大容量バッテリー
赤道儀式天体望遠鏡は、動作に大きな電力を必要としますが、それに応えるために、これまでは重たく大きなバッテリーが求められていました。そこでビクセンは、USB PD規格を採用し、サイズを縮小しつつも20,000mAhという大容量を実現しました。これにより、約7時間の連続動作が可能となります。周囲の温度や使用条件により異なりますが、一般的な使用でこの動作時間が期待できるのは大きな魅力です。
USB PD対応で多様なデバイスに対応
PD12Vは、USB Power Delivery(PD)に対応しており、最大67Wまでの出力が可能です。これにより、様々な電圧に対応し、スマートフォンやタブレットの充電も効率的かつ高速に行えます。付属のトリガーケーブルを使用すれば、DC12V-3Aを出力することができ、ビクセン社製の赤道儀だけでなく、他社製赤道儀にも幅広く対応します。
効率的な同時給電
PD12Vは、USB Type-Cポートを2つ、USB-Aポートを1つ備えており、最大3台のデバイスに同時給電することが可能です。これにより、天体望遠鏡やスマートフォンなど、複数の機器を同時に活用することができます。出力合計が65W以下の範囲で使えるため、急速充電も実現可能です。
各種付属品で使い勝手抜群
このモバイルバッテリーには、天体望遠鏡やカメラの三脚に取り付けるためのホルダーが付属しており、さらなる便利さを提供します。SXG-HAL130やAPP-TL130などのビクセン製三脚だけでなく、一般的なカメラ三脚にも対応でき、非常に汎用性の高いアイテムとなっています。
高品質なバッテリー仕様
基本的なバッテリー仕様としては、容量20,000mAh、約500回のサイクル回数を誇ります。充電時間は約90分なので、使う前に効率良く充電できます。また、残量メーターがついているため、使用中も残量を簡単に確認することができるのも嬉しいポイントです。
発売情報
この新商品「USBモバイルバッテリーPD12V」は、発売日が2025年4月15日(火)で、価格は15,950円(税別14,500円)です。これから屋外で天体観測を楽しむ方々にとって、欠かせないアイテムになることでしょう。
ビクセンでは、今後も様々な天体観測関連の製品を展開していくことを予定しており、その情報やイベントに関しては公式ウェブサイトやSNSで随時お知らせしています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。